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④愛玩の舞姫  作者: 邑 紫貴
舞姫

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エピローグ


エピローグ:荒廃



知識の詰まった小さな町。

増え続ける家族に、自らの町の存続を危ぶむ旅。均衡を崩した知識の崩壊。

「知識は、身を護る為にある!」

数が増え、知識に溺れた若い集団。

手に入れたのは、大国の小さき者。年長の者たちが、ソレを見て語る。

「知恵の欠けた行動が、滅びを導いた。これが運命なのだろうか。」

滅びを覚悟した町。

大国の怒りの激しさに現状を知り、自らの知識を超えた力に恐れを抱く。

知識と共に生きてきたが、滅びを導いたのも知識。願ったのは、ほんの小さな幸せが続くこと。

町は共に滅ぶことを望み、自ら刈り取る罪に、理不尽な復讐を宿す。


巻き込まれたのは……大国だった…………




エピローグ:タイドフの王ブリジーノ



奪われたものを取り戻すのに必死だった。

ほんの小さな少年。その小さき者が、この大国を滅ぼすのなら……それも、運命なのかもしれない。

せめて、この命の灯が尽きる前に。もう一度だけ、一目でもいい。


「ロスト、最後の者よ。この滅びの対象となった国は、お前のもの。ふっ。目元が、妃にそっくり……だ。」


真実を知った息子……声を失っていたと聞いたが、これが声を再び奪うだろうか?

それでも、彼の願った命の灯、舞姫が癒すだろう。

妃に似た舞姫との時間を過ごせたのも、贅沢な事だ。幼き頃の思い出を語る舞姫の愛情は、小さな国に忠誠を誓ったロストの愛情に応えて、大国の夢となった。


大国の王子が行く末も分からない、この国を滅ぼすのだろうか。

国民は、それまでの時間の限り……共に過ごす家族との幸せを願った。抗って戦いを挑み、その真価を試す我らは答えを得た。

その望みに、最後の者は応えてくれるだろうか。それは、きっと…………




エピローグ:小さき者



大国を目前に、あふれた涙。こみ上げる悲しみの理由を、理解した時には、すでに遅かった。

城に入るのに、武器を奪うことのない兵士たち。王を殺した小さき者に、反応を予期していた国民の嘆き。

王の望んだ結末……大国の家族を奪った小さき者への憎しみもなく。

俺の国、俺の治めるはずだった大国……


本来、護るべきものを、滅びへと導いた存在。

小さき者に、課せられた運命の歯車。重く圧し掛かる命の灯の多さ。

覚悟していた二十を満たない戦人。

大国に勝てないのを承知で挑んだカイディールの思惑。その犠牲になった小さな国ミャーダ。

そして、俺に復讐を望んで消えた町の人々……敵だと思った大国…………


「ロスト、私を見て。

私は、あなたが救った命の灯。

あなたを信じて待った。あなたへの想いを、知って欲しい。

これからも、私の為に生きて。願うのは小さな幸せ。

ロスト、今は……それだけを願って欲しい。」


ブレシニーの唇が自分の口に重なり、初めて触れる柔らかさを受け入れる。

久しく触れていない手が俺を胸に抱き寄せ、優しく包む……小さな幸せ…………




エピローグ:愛玩の舞姫



あなたを苦しめる真実。それを癒すのは、大切に守られてきた舞姫。

あなたの願った命の灯。すべてを知って、あなたを信じて待ち、あなたの運命に舞った女性。


…………その後、二人がどうなったのか……ワタシは知らない。


……ワタシは愛玩の舞姫……



物語を綴る。

すべて、彼から聞いた中世史。

ワタシに愛情を抱いた、セイラッドからの情報をもとに。


ワタシは、カイディールが願った命の灯……ミラニー…………



end


読んでくださり、ありがとうございます!

目指していたミラニーの正体まで書けて、満足です。エルミの登場や死は予想外だし、ロストの王子設定も予定外の事。

プロットがないので、こんなものですよ……すみません。

外伝をいつか書こうと思いつつ1年が経過しました。

説明不足な点を箇条書きにしていれば、いつか……書くはず。

1ロストと火竜の出逢い。2セイラッドの正体。3裏切り者が分かった状況説明。

そんな“いつか”が来るのか、予定は未定なのです。

こんな適当な後書きまで、お付き合い頂き、ありがとうございました!


END

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