表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
会いたい  作者: ラサ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/17


「きゃ―――――っ!!」


 とうとう堪えきれずに泣きながら薄の生えた原っぱを通り抜ける頃、凄まじい金切り声が50mほど先の塀の中から聞こえてきた。


 あの空き家だ!!


 私はすぐに門へと急いだ。五、六人の制服を来た高校生の女の子たちが中から飛びだしてきた。


「どうしたの!?」


 私はその子達にかけよった。泣いている子もいる。


「ででででたのっ!! お、おばけよ!!」


 一人が叫んだ。


「どこに!?」


 やっとでたのだ!


「に、二階の奥!!」


 それだけ言うと、彼女らは一目散に逃げていった。

 どうやら遊び半分で来たらしい。そこで本物を見つけて、予想外の出来事に慌てたというわけか。

 でも、あんな関係もない子供の前に現れて、なぜ私の前には出てこないのだ。あの薄情者は!?

 憤りを感じつつも、私は中へと入る。

 土足のまま階段を上って、開いたままの奥の部屋へと駆け込んだ。

 この部屋は、透の部屋だったのだ。


「とおる!!」


 確信を持って、私は叫んでいた。そして懐かしい姿を探した。

 だが、まっすぐに私の視界に飛び込んできたのは。


「――?」


 透とはまったく違う、黒ずくめで長身の、本当に若い幽霊だったのだ――




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ