10 パイロット候補生たち2
総理が言った「全国民に1億円ずつ配ります。つきましてはモデルケースとして、全埼玉県民1億円ずつ配ります」
軍服を着た女性が、コツコツと音を立てて現れる。
「作戦参謀の石川泉です。以後よろしくお願いします」
手に持っているペンを伸ばすと、黒板用の指し棒に変わった。
「27年前、我々人類はアニメの世界が現実に現れる未曽有うの事態に見舞われました。」
背後のスクリーンには、マンションを破砕しながら、突如現れた巨大ロボットが映し出されている。
「我々は、この事象を現実虚構重合体と命名しました。そして、いずれ訪れる巨大ロボットアニメ世界からの侵略に備えて、アニメから表出したBS、機体名ゼロの研究と量産を提唱するようになりました。」
何名かのパイロットたちが集められている。
驚いたことに集められたメンバーはクラスメイトたちだった。
・俺
・山谷くん「うへ、終わりだ。人類はみんな殺されるんだ」
・高野くん、先日の事件で恋人を失ったクラスメイトだ。「・・・くそ」
・松崎くん「頑張らないと!」
・若松さん「どうして私が・・・」
・籠舞「うふぇ~」
・中島美香「なに!なに!」
・遠藤しおり「どうしたんだろう」
・谷省吾「む・・・」
・木下浩平「松崎」
誰かがつぶやく
「アニメの世界からの侵略って・・・」
「ええ・・・」
「うそだろ・・・」
「我々が保有するゼロは物理法則を無視し、人型でありながら我々の戦闘機にも勝る性能を実現しています。」
「ここからは私が説明します」
白衣を着た女性が現れた。黒髪ポニーテール、眼鏡、年齢は20代中盤だろうか?巨乳だ。
「武内博士」
「ゼロが現実に顕現した原理はいまだ解明されていません。量子力学の原理が、意外にもマクロな現象にも影響を与えていることまでは判明しました。量子重ね合わせの原理により、アニメの虚構の世界が現実世界と重なり合い、現出してしまったのです。通常、量子の重ね合わせ状態は観測により一つに収束しますが、未知の量子力学的メカニズムにより、アニメの世界そのものが量子的重ね合わせ状態になり、物質世界に現れたと考えられています。」
「わ、わかりません」
「物質世界は本当は量子力学によって支配されており、すべての物体は量子的に重ね合わせ状態にあります。通常はその重ね合わせが観測により一つに収束するため、我々は単一の現実世界しか見ることができません。つまり、アニメの世界というのは、創造された別の現実であり、それ自体が重ね合わせされた状態なの。そして未知のメカニズムにより、アニメの世界が量子的に現実世界と重なり合い、物質化したというわけです。」
俺はつぶやく
「なるほど」
「わかるの!」
松崎が戸惑っている。
「なんとなく」
石川参謀が言った
「さて、あなたたちはBSのパイロットに選ばれました。この国を守るため最前線で戦うことになります。それとあなたたちの先任者たちはすでにいます。」
「彼らの訓練を見る限りBSはかなりピーキーな乗り物です。操縦するのに相当の訓練がいるので、気を引き締めて訓練に励んでください。以上です。解散!」
てことで俺はBSのパイロットに選ばれた。
「これがあなたたちの機体ゼロです」
ハンガーがライトアップされると並列で並んだゼロが照らし出される。
機体カラーは灰緑色色、頭部は鋭いツインアイだ。
名前ゼロ
Lv1
航続距離10000
残弾100
出力500馬力
電磁シールド0
アビオニクス1
射程100
コスト1機あたり約100億円
兵装 《7.7mmラピッドライフル機関砲Lv1》
《7.7mmラピッドライフル機関砲Lv1》レア度★
「・・・へへ」
「・・・。」
「すごい」
「うっわあ!」
「でか」
「おー」
「うお!すげえ」
「へ~」
と声が上がる
「・・・」
俺は無言で見上げた。
それと見なれない顔のパイロットもいた
「私、山戸桔梗」
そう言ってくれたのは、年齢は同じくらい、背が高く黒髪長髪、黒目、色白肌、巨乳、顎が長い、美少女パイロットだった。
・
・
・
・
・
・
と、ここまでは前回と同じ状態、黒い機体は
ドカーン!
天上を突き破り、大爆発と共に黒い機体が躍り出る。
来た!
名前アンノーン
Lv???
航続距離10000
残弾1000
出力5あ00馬力
電磁シールド10
アビオニクス??
射程1000
コスト1機あたり約1000億円
兵装 《マンティス・ファントムLv?5》《?》《?》
《マンティス・ファントムLv?5》レア度★★★★「摂氏1537度の超高温ブレード」
「ババババババババババババババババババ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
ミサイルとライフルと機銃をフルオートでぶっ放つ!
シュン!シュン!横回転しながら避けられる。
さすが黒い機体!
ミサイルを見舞う。
ドガ!ドガー!
よし!そこだ!
ババババババババババババババババババ!
銃弾の雨でズタズタに引き裂く
「俺が追い込まれた!!」
敵パイロットの動揺の声が聞こえてくる。
トドメだ!
一気に接近し、ビームソードと超高温ブレードがつばぜり合う
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!
激しいスパークが巻き起こる。




