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鹿児島県 30代男性からの投稿

5年ほど前なんですけどね。

ツーリング仲間とあちらこちらと愛車を走らせる事をよくしてたんですね。

10人ぐらいのグループで歳も近い連中で男女問わず連んでいる感じで、わざわざ熊本から参加しに来る女の人がいたんです。

自分はその人がストライクゾーンど真ん中だったんで会う度に話しかけたりして、お互いバイク好きなのは分かっているから話が盛り上がってグループラインとは別にやりとりもするようになってたんですね。

ああ、話がちょっと逸れたけど、その日は夜のツーリングに行こうって事でいつものメンバーで集まる事になったんだけど、その人は夜勤に当たっちゃって来られなかったんだけど、今思えば良かったと思う。

この日の目的は他にもあって、誰が言い出したか忘れたけど心霊スポットに行こうって話になったんですよ。

鹿児島では有名な心霊スポットで、心霊スポットって言ったら普通はトンネルだとか廃業した旅館なんかが定番だけど、そこはかなりの変わり種で薬品工場なんですよ。30年だか40年前までは使用されていたらしいんだけど、排水を河川に垂れ流しにしていた事が発覚して倒産してしまったそうです。

工場は解体されないまま放置されていて、立ち入り禁止の為に申し訳程度のフェンスなんかも設置されていたけれど、長年雨曝しになっていたせいか錆びついていて用はなしていなかったですね。

5人の男ばかりで工場に入ると薬品を作っていたって事で、巨大なタンクやら実験装置みたいなものがまだ残っているけど、他の心霊スポットと同じくいたるところにスプレーでの落書きがされていましたね。

そうそう、ここが心霊スポットだって言われている理由だけど実験に使われていた動物の怨念だとか、人体実験もしていてゲームに出てくるような化け物になってしまって今も生きているだとか、そんな事を言われていて呻き声を聞いたなんて話もありますね。

まあ、工場内を隈なく見て回ったけどそんなのがいる訳もないし、飽きたのでそろそろ帰るかなんて話をしていると、1人が「腹減った」って言って床に散らばった資材やらごみを掻き分けては食べ物を探し始めたんです。

様子がおかしい事に気付いて止めさせようとしたんですけど、聞く耳持たずという感じで隠れていたゴキブリとかよく分からない虫をムシャムシャと食べ始めるんです。

気でも触れたかと思って、でもどうすれば良いのか分からず呆然としていると他の3人も同じように虫を食べ始めて、それも無くなると俺の方をじっと見てくるんです。

目は血走っていて、涎は垂れ流し。四つん這いになってこちらにゆっくり近付いてくる。

本能でこれはまずいと思って出口まで一目散に走ると、4人とも追いかけてくるんですけど、それほど速くもなかったので逃げ出す事が出来て、バイクである程度離れたところまで行ったところで警察に連絡をしました。

不法侵入って事でこっぴどく絞られましたが、10人ぐらい集まった警察が内部を調べてくれるという事になりました。

結果として4人は見つかったのですが、全員餓死した状態で見つかりました。

当然、事件性ありとの事で俺が疑われましたが、司法解剖の結果やそこに行く前に立ち寄ったコンビニの監視カメラ映像に生きていた4人が映っていたこと、それと心霊スポットという場所での事もあり、俺は無罪放免となりました。

そのあとはお祓いなんかも受けに行きましたが、何かに憑かれているとも言われず、今まで通りの生活を送り、熊本のツーリングメンバーとも付き合う事になりました。

それでも一番不思議なのは、何で俺だけあんな風にならなかったのかって事ですよね。

彼女が霊感があるらしく、霊能者も何人か知っているようだから聞いてみようかなと思います。

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