【第71話】 消毒は大事
おはようございます。
投稿です。
(剣術と体術、ここで訓練、運動してお腹を空かせる!そして肉を食べさせる!どう?ファーファ?)
(オ喋リバカリシナイデ、チャント虫ヲ取ッテモラエレバ、ファーファハドウデモイイ!)
……!!
蜘蛛だけかと思っていたけど、虫全般になっている!?
「ファーファ、ちゃんと見て取っているよ!あ、デカいナメクジ!」
「ヒイイイイッ!」
高速バックするファーファ。
「ファーファ、ナメクジは虫じゃないよ?」
「テニ、そこじゃないよ!」
あきれ顔のミケが、困ったように笑う。
「ソウデス!ナメモダメデス!」
どこかに隠れて、声だけしか聞こえないファーファ。
わかったよ、ナメクジもダメ、と。
ごしごし。
泥を落として、葉っぱを剝いて、虫をチェック、と。
隙間もよし、と。
「しっかり洗ったよ!ミケお姉ちゃん、これでいいかな?」
「ああ、いいよ、さあ皆で運ぼう!」
ぽかぽか天気である。
大きな台車に、洗い立ての野菜を乗せて運ぶファーファとミケ。
「私も台車押すよ?重いでしょう?」
「へへっ、テニには無理だろう?結構重いよ?ここは力持ちのゴーレム、ファーさんと獣人族のお姉ちゃんにまかせなさいっ!」
いや、私、力持ちだよ?物理の法則無視するくらいに。
「テニ!落ちたのがあったら、拾ってね?」
「はーい」
荷台にある大量の野菜たち。
虫食い酷いのがあるけど、これも食べるのかな?
「ねえ、ミケお姉ちゃん、これ全部運ぶの?」
虫食い、どこかに捨てたりしないのかな?
「ああ、そうだけど?」
「ミケお姉ちゃん、この虫食いが酷いキャベツも食べるの?捨てないの?」
虫食い、結構あるんだよね、ホントに食べるのかしら?これ、捨てるんだったら、悪臭立たないかな?
思い出すのは夜明けの街、大量の生ごみ。
腐った臭いと眩しい太陽。
遠い、あの世界。
「捨てるわけない!料理するよ!」
「料理するんだ!」
「ああ、細かく切って混ぜる!ごまかす!」
「え?それでいいの?」
「いいんだよ!みんな知っているし!」
「まあ、こんなに沢山、それも毎日捨てたら、腐って大変だよね」
「え?野菜は植物だから腐らないよ?枯れるだけだよ」
「え?」
野菜って枯れるの!?
「水分が多いやつとか、日陰の野菜は腐ったようになるけど、基本、皆枯れる。腐る野菜は人族の野菜だ」
「?」
「人族は虫殺しの粉を使っているから、野菜がすぐに腐るんだ」
「え?なんでそんなの使っているの?」
「人族は間違って魔昆虫や虫を食べると、寄生されたり、お腹が痛くなったりする。悪い虫だったら虫の毒で死んでしまう。だから虫殺しの粉を使うんだ」
「虫殺し?」
「虫を殺す白い粉さ。これを土に混ぜたり、野菜に振りかけたりするんだ」
「害は無いの?」
「あるよ」
「大問題じゃん!」
「人族、徐々に弱っていくんだよねぇ、あと病気になったり」
「どうするの?やばいじゃん!」
「新しい粉、王都で研究しているみたい。人族は私達みたいに頑丈じゃないからね」
「葉に付いた魔昆虫や寄生虫、食べたら人族、大変なんだね?」
「そうだよ」
まあ、魔昆虫は大変だろうな。
でもあいつらだったら、食べる前に攻撃しそうだけど。
「じゃ、私たちは?」
「無事だよ。うちら魔力高いし、魔昆虫見つけられるし、寄生虫と共存している種族もいるよ」
え?共存?それ怖くないか?
次回サブタイトルは 【第72話】 魔昆虫の誕生 です。
おかげさまで昨日、1日のPVが100超えました!
沢山読んでいただき、ありがとうございます。
読者さま、増えないかなぁ。
まあ、お話が面白ければ増えるのでしょうけど。
面白いと思うんだけどなぁ。
どう思います?




