【第69話】 それでも日常、これが日常
お早うございます。
投稿です。
毎日ご愛読、ありがとうございます。
勇者パーティーが来ている?
どうする?心配ばかりでは、気疲れしてしまう。
備えるか。
(リイン聞いていた?)
(ああ、めんどくせーのが動いているな。今から逃げるぜ)
(え?今から?)
(早いほうがいい、チビども連れて隠れる。あいつら、目視でしか確認できないからな)
(魔力感知できない?)
(場合によるけどな、あっちの方が遥かに上位だ、聖女の力は侮れん)
私は感知できるけど?まあ、マップで移動している場所、限定だけど。
(どこに逃げるの?)
(森に分散する、もともと俺たちは魔昆虫だしな、紛れれば分からん。第3使徒達も移動させる、こっちはうまくやる、気にするな)
(何かあったら呼んで、すぐに行くから)
(こっちのセリフだぜ?テニさま)
(テニお姉さま、私は……)
困惑気味のシーシナさん。
(気にするなシーシナ、勇者や聖女の実力は知っている)
(!?)←第四使徒。
(!!)←第二使徒。
(ほう、さすが我らが主)←第三使徒。
(ンッフー)←……。
(むしろ、私を見つけてほしいくらいだ)
(え!?テニお姉さま?)
(おいおい、テニさま?頼もしいねぇ?)
(戦いの時は是非、我らを召喚してください!)
(ンッフー)
「テニ!野菜洗うよ!ついてきな!」
「はーい!ミケお姉ちゃん!」
(さて、バイトの始まりだ!)
勇者や邪神の問題はあるけど、賑やかな一日の始まりである。
オーク達に焼肉を振舞うシーシナさん。
狩りの準備を始める獣人達。
小川で野菜を洗う私とミケと、それを運ぶファーファ。
凄みのある包丁でスパッ!と切り刻むトラ子さん。
「テニ、肉、ありがとな、おいしかったよ!水、冷たくないか?」
お、ミケが話しかけてきた!?
「冷たくないよ!こんな感じで洗っていいの?」
「ええ、私のまねをすればいいよ!」
タロがいないと……親切!?
「わかった、でもこの野菜、虫食いの跡が多いね?」
「虫、いやなのか?テニは?」
「私は平気だけど……」
「私は?なに?」
ガッチョンガッチョン!
「テ、テニサマ、ミケサマ……ム、虫ハチャント、取リ除イテクダサイネ!?」
「え゛?ファーさん、虫ダメなのかよ?」
「……ハイ」
「ゴーレムなのに?」
「……」
「テニ、睨むなよ!笑ったりしないよ!」
「本当に?」
ファーファを笑ったら許さん!もうお肉やらないっ!
「私もさぁ、苦手なものあってさぁ」
ごしごし、とキャベツを洗うミケ。
「え?そうなの?あ、青虫発見!ポイッ、と」
私は近くの草むらに、青虫を放った。
「ヒッ」
飛びのくファーファ。
「私、蝶々がダメでさぁ」
「え゛!?」
「笑うなよ?」
「笑ったりしないよ!でも、なんで?」
「粉がさぁ、鱗粉?だっけ?あれがダメなんだ」
「りんぷん?」
「羽の粉。昔、魔昆虫の粉が目に入って、凄い高熱出したんだ。それ以来無理!」
次回サブタイトルは 【第70話】 ミケと私 です。
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