表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二週目!泣き虫弱虫魔王さま  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/589

【第68話】 静かに動き出す世界     

こんばんは。

投稿です。

「テニ!大きなイノノ、仕留めてプレゼントしてあげる!」


 おお、いいのかい?そんな約束して?うれしいけど。


「ふふっ、無理しないでね?」


 とりあえず、笑顔サービスっと。


 ぐりぐり。


「ファーファ、足、痛いです……私、何かした?」


「フンッ!」


 ぐりぐり。


「ミ、ミケ?なんでミケまで!?」


「タロは、私の可愛い弟なんだ!」


「?」


 何を言っているのだ?ミケは?

 当り前じゃないか?


「タロ!お姉ちゃんにも、こいつより大きなイノノ、狩ってこいよな?」


 びしっ、と私を指さすミケ。


「ええっ!?」


「おい、タロ!そこは『はい!お姉ちゃん!』だろっ!」


 ……なんかミケ、一週目と違う。

 あれ?トラ子さん?ちょっと怒っている?


「ミケ!イノノを仕留めるのは難しんだ、無理をさせてはいけないよ!」


「……え、で、でも……だって……」


「タロが無理して怪我したらどうするんだい?いくら獣人族が頑丈だからって、痛くないわけじゃないんだよ!」


「……は、はいお母さん……」


 うわぁ、でも不満そう。


「お?なんだこの匂い?うまそうな匂いだな?」


 オーク達が野菜を山のように持ってきた。

 台車に積まれた数々の野菜、どこかに畑があるのかしら?

 ん?来た方向が、オークの里と逆?


「トラ子さん!今日の野菜だ!」


「これから里に向かうのかい?」


「ああ、昼にまた来る」


「テニ、オーク達に振舞っていいかい?」


 トラ子さんが聞いてくる。


「え?たくさんどうぞ!第四使……シーシナさん!お願い!」


「はい、テニお姉さま!ほれ、これで最後だ!心して食べなっ!」


 あれ?言葉使いが!?

 このオーク達、シーシナさんの知り合いか?


「え?シーシナ?お前、狼亭で何してんだ?」


「ひっひっ、ルーカス・マーカス、追い出されたのか?お前の乳はデカいが、尻が小さいからなぁ」


 うわぁ、このオーク、セクハラオークだ!

 前の世界だったら、批判殺到では?


「う、うるさいなぁ!さっさと食べな!このエロオーク!」


 もぐもぐ。


「!!!!!!!!!!」

「こ、これは!?」


 あ、オーク達、固まったぞ?


「美味しいでしょう?わが主、魔王ア・キュウガ・テニイさまの振舞だよ!感謝してね!」


「……これは、確かに特別な肉だな、こんな肉、いったいどこで!?」

「凄い!こんな肉、食ったことないぞ!回復薬?再生薬クラスじゃないのか?おい、見ろよ!古傷が消えていくぞ!」


「へへっ、凄いでしょう?感謝してね!」


「肉は本物だな、なら、シーシナ、魔王の名前は控えろ」


 なんで?


「なんで?」


「村の畑で、勇者パーティーに出くわした」


 !!!!!!


「この森を調査に来ている」


 シーシナさんの顔つきが変わる。


「毒蟲魔王カムカナさまの消失、邪神さまのオークの里襲撃、森の地形も変わっている」


 勇者さま御一行か……まずいかな?

 ……バイトとかしている暇、ないとか?


「ボウロウロ騎士団も消えたと言うし、他にも魔王が現れたとなると、近衛騎士団や聖騎士団が動くかもしれん、自称魔王でも討伐対象になるぞ」


 自称?……いや、本人ですって。

次回サブタイトルは 【第69話】 それでも日常、これが日常 です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ