表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二週目!泣き虫弱虫魔王さま  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/589

【第67話】 みんなで実食!とシーシナさんのぶっこみ!     

おはようございます。

投稿です。

 そこに焼肉係のシーシナさん、焼き立てのお肉を大皿一杯に乗せて持ってきた。

 軽くほほ笑むお顔は、頬、紅く高揚している。

 美味しい食べ物って、すごいなぁ。みんなニコニコだ!


「テニお姉さま、配ってよろしいでしょうか?皆様、お待ちかねですが?」


「いいよ!」


 獣人達の目が私に集まる。

 注目されると、自然に身体が動き始めた。

 

 私は、ひのきの杖+3を強めに握りしめ、とん、と大地を突いた。

 突くと同時に朝日が昇り始める。

 ギラギラと輝く太陽が、凄い速さで姿を現した。


 雲や森の木々、遠くの山々、皆、朝日に打たれまるで燃えているようだ!

 周囲の鳥が囀り飛び立ち、辺りが一斉に動き出す。

 

 あまりのタイミングの良さに、獣人族たちが息を呑む。


 すると、シーシナさんがいきなり口を切った。


「これはわが主、魔王ア・キュウガ・テニイさまの振舞である!」


 え?


 固まる私。

 と、周囲。


 ひいいいいいいっ!

 その紹介やーめーてーぇえええっ!

 な、なんてこと言い出すのおおおおっ!?


 泣き虫弱虫スキルが発動した!

 俺を見て、魔王なんて思う獣人族、一人もいないよおおおおっ!

 確かに俺、魔王だけどさぁ!


 それにお肉集めたの、ファーファだよ!

 シーシナさんカッコいいけどその紹介はなしだよっ!


 それに!ほらっ!

 周囲の獣人達が騒ぎ出した!特に子供たち!


 ……え?僕より、ちっちゃいよ?あの女の子……

 ……え?あの子、魔王さまなの?

 ……自称だよ!

 ……泣きそうなお顔だよ?どうしたのかしら?

 ……お着換え途中で、倒れた子?

 ……そうそう、運ばれてきた!

 ……え?まっぱって聞いたけど?

 ……タロくんをゆうわくしたんだって。

 ……ゆうわくってなに?

 ……さあ?


 噂って、面白おかしく広がっていくんだね……


 ……でも、お肉、おいしいね。

 ……うん、おいしい!元気出る!

 ……ちっちゃい魔王様に感謝だね。


 あまり気にしていない?


「テニサマ、獣人族ハ、オ肉ガ美味シケレバ、ソレデイイヨウデス」


「……そんなものかな?」


 俺、気にしすぎ?


「ソンナモノデス」


 まあ私としては『これは私の友人が何年も年月を掛けて、集め熟成した肉、心して食せ!』とか言えたらいいんだけど(もちろん!炎の大人バージョンで!)、うう、弱虫スキル発動で何も言い出せないよ!ごめんよ、ファーファ……。


「皆!いいかい!この肉は祝福された強い力の肉だ!よく噛んで食べるんだよ!決して欲張って食べるんじゃないよ!大人も子供も!」


 おお、そんなに凄いお肉なの?トラ子さん、素直においしい!でいいんだけど?


(ファーファ、みんな、喜んで食べているよ!うれしいね!)


(……ハイ)


 ん?お母さん達の会話が?


「今日の狩りは、うまくいきそうだな」


「ああ、朝からこんな、力の贈り物を食べれるなんて!」


 かなり好評だな。


「小っちゃい魔王様に感謝だな」


「人族かしら?」


「ゴブリンみたいだが?こんな凄い食い物、今日の狩りはうまくいくぞ!」


 食べながら、狩りとゴブリン(私)の話で盛り上がる獣人族達。


 まあ、いいけどね。

 狩りか、ミケも行くんだろうか?


「ミケお姉ちゃん、お姉ちゃんも狩りに行くの?」


「私は狼亭で手伝いだよ!タロは行くけど」


 え……タロくん?大丈夫かな?あのイノノ相手に?

次回サブタイトルは 【第68話】 静かに動き出す世界 です。

最強パーティー、名前だけ登場です。

あ、ネタバレはやめたほうが、いいのかしら?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ