【第65話】 朝ご飯、一周目のお肉を焼いてみました
お早うございます。
投稿です。
まだ暗いけど朝である。
暫くすると、日が昇り、実質、バイト1日目が始まるのだ。
その前に朝ご飯。
朝ご飯と言ったら肉だ!
「ファーファ、一周目のお肉、食べられるかなぁ?」
「サァ?ドウデショウ?」
賞味期限?消費期限?いったい、どの位の年月が?
取敢えず焼いてみるか。
見た目は少し黒ずんでいるけど、大丈夫だろう!
手頃な石を拾ってきて、魔法で熱してお肉を切ってジュウウウウウッと焼く。
許せ『王断鳳道』包丁として使った!
おおっ!お肉のいい匂い!コレ絶対おいしいって!
「この匂い!ファーファこれ、食べれるよね?」
「サア?」
……だよねぇ、でも食べる!肉だし!
俺さま魔王さまだし、胃腸も魔王級だよね?
ここでファーファが気になった。
ファーファ一周目では焼きそば食べていたけど、ゴーレムの動力源ってなんだろう?
やはり魔力かな?でもどうやって供給?車のガソリン?何処かにあるのかしら?
疑問、聞いてみる。
「ファーファは何で動いているの?」
「?」
「ああ、ええっと、ご飯は何?」
「……愛デス」
「えっ!?あ、愛!?」
「ハイ」
「ってどんな?愛、食べれるの!?」
「ジョーク、ファーファハ基本、魔力デ動キマス」
……どこから供給されているのだろう?
「大地ト空カラ魔力ヲモラッテイル。大地ハ足カラ、空ハ時々ファーファニ雷ヲ落トス」
「凄い仕組みだね」……本当かしら?
「フフッ」
ああ、ファーファは閻魔さまの所にいたゴーレムだ。
違う世界のゴーレムなんだ。
この世界のゴーレムと一緒に考えてはいけないんだろうな。
すると、耳元で熱い吐息が……!?
「はぁはぁはぁはぁ……」
え?この声?タロくん!?
「グルウウウウウウッ、ノアァ……ノアァアアアッ」
は?ミケ?何この声!
「うわっ!?」
驚き振り返ると、ギラギラした目のミケとタロくんがいた。
え?怖いんですけど!?
ポン!とスキルが発動した!
なに?発情期!?
春に鳴く、猫の声にそっくり!
「え?な、何?」
「お、美味しそうな、に、匂いっ!」
「ね、これ、食べていいの!?」
詰め寄る二人!タロくん、涎拭いて!
ごめんなさい、二人とも、俺、変な想像して、襲われるのかと思っちゃったよ!
あ、トラ子さん?
「おはようテニ、これは、何のお肉なんだい?この煙、魔力を帯びているようだが?」
(テニお姉さま?この情熱的なお肉は、いったい?)
うわぁ第四使徒シーシナさんまで!目が怖いよ!
「おはようございます、トラ子さん。これ、イノノの肉ですけど」
「「「「これが!?まさか!?」」」」
うわぁ、4人全員綺麗にハモった!
とりあえず、代表で一切れ食べてみる。
ひょいと、箸で掴み、ぱくっとな!
「……もぐもぐ……うめええええっ!」
なんだこりゃ!?
口の中で、溶けて広がるっ!
そして全身に染み渡る不思議な魔力!?
「これ、ファーファの中で、熟成されたのかな?それともファーファのエキスが詰まっているとか?」
「……テニサマノ、エッチ!」
え?どこがエッチ?なんで?
次回サブタイトルは 【第66話】 集まる住人 です。




