【第60話】 アルバイト始めます
今晩は。
投稿です。
サブタイトル、ちょっと変わりました。
ううっ、今まで無視されてきたから、見られると恥ずかしいや。
ちゅ、注目しないで!
(刮目デハ?)
(ファーファ、かつもくって何!?変な言葉使わないで!怖いよう!)
「蟲に刺されて怪我が治るとは不思議だなあ、あの蟲は森の精霊さまの使いか?」
「怪我が治るのはありがたい、おい、焼きそば食ったら仕事の戻るぞ!」
ううぅ、怖いけど聞いてみよう。
「あの……私のゴーレムは許してくれるのですか?」
「ん?俺達は怪我が治ればそれでいい、それに、そのゴーレムは主人を守っただけだ。問答無用で攻撃した俺達も悪い」
「トラ子さんにも言われているし、もう気にするな」
「ファーファ、許してくれるんだって」
「ゴーレム、悪かったな、ひひっ、俺お前に賭けて儲かったから、半分やるよ」
そう言ってオークはドッチャリとお金の入った革袋をファーファに渡した。
「疑って悪かった、その金、使ってくれ」
このオークさん、気前よくない?
え?ファーファ、私よりお金持ち!?
そして始まる狼亭でのアルバイト!
「トラ子さん、何から始めましょうか?」
「今日はまず、見ておきな」
「え?」
「何もせず、先ずは見る、いいかい?」
「は、はい!トラ子さん!」
「ファーさんはタロと森で薪集めいいかな?」
「ハイ、トラ子サマ。タロサマ、参リマショウ!」
あ、タロくん、目がキラキラだ。
「うわぁ!ゴーレムとお伴!?俺、すんげー嬉しい!行こう!ファーさん!」
ガチョンガチョン、音を立て、森江向うファーファとタロくん。
心なしかファーファも嬉しそう?
「給仕やお皿の片付け、見ておきな!」
先ずは仕事を見ることから始まった。
年齢に関係なく働ける!ここはいいところだ!
ここで稼いだお金、あの頃の俺に渡せないかな?
母さんの病院代、薬……ああ、もう過ぎたことなんだけど……。
(ブブブッ!)
ん?3000分の1の蟲が話し掛けてきたぞ。
(テニサ、ドデシタ?オリ、頑張ッタヨ?)
私は3000の蟲達の区別が瞬時に出来る。
魔力が高いからだろうか?それとも魔王さまだから?
(ああ、凄いや、頑張っているんだね)
(ヘヘッ)
(骨折も治せるの?)
(モトモトオーク、治癒能力高イ、オリ、オ手伝イシタダケ!)
(噛んで治すの?)
(酷イ怪我ハ刺ス!)
(うわっ!痛そう!)
(猛毒ノ森デ毒食ベル、毒ハ俺達ノ中デ薄マリ薬ニナル、ソレヲ噛ンダリ刺シタリスル!)
そういう仕組みか。
つんつん。
「きゃっ!?なに?ファーファ?もう帰ってきたの!?」
「猛毒草ハ、テニサマノ魔力ノ固マリ。治ッタ者ハテニサマニ感謝スル!」
「え?」
「タブン、無意識ニ感謝スル」
私の魔力に感染するってことかな?……待てよ?これ、危なくないか?
蟲達が無差別に刺して回ったら、刺された者は皆私に感謝するってこと!?
感謝を通り越して、変な事にならないか?
これ、独裁者が生れないか?!考えすぎだろうか?
次回サブタイトルは 【第61話】 夜の訪問者 です。
では、MAYAKOは寝ます。
おやすみなさい、また明日。




