表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二週目!泣き虫弱虫魔王さま  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/589

【第55話】狼亭の災難     

お早うございます。

投稿です。

「外で寝ているよ……電の魔力を帯びた蹴り、ミケは獣人族の回復力でどうやら歩けるけど……」


 え?

 私はヨロヨロと起き上がり、恐る恐るドアを開けた。


 そこは屋外で、オーク4、エルフ2、獣人2、吸血鬼3、インキュバス2、ケンタウロス2、

 計15名が寝ていた……話し違う!増えている!


「おい!この魔力、強いぞ!痺れが解除出来ない!」

「なんだこのデバフは!」

「状態異常が解除出来ないぞ!」


 そこは野戦病院のようになっていた。


「え?」


 これ全部、ファーファの蹴りの被害者?


「おい、吸血鬼!インキュバス!お前らデバフの耐性高かったよな?」

「……ふっ、俺ら夜限定……どうにかしてくれこの痺れ……癖になりそうだ」

「……あのゴーレム、最っ高ぅ!もう一回、蹴って欲しい……」


 …うわぁ……どうしよう……大変なことになっているっ!

 私が原因だよね?

 ファーファ、私の眷属だよね?


 あっという間に立腹が反転した。

 そして泣き虫弱虫スキルがじんわりと発動する。

 ううっ、どうしよう?……リイン、呼ぶか?


「ん?ファーファ?」


 ファーファは私の後ろに回り込み、震えていた。


「ファーファ、悪クナイ、ファーファ、テニサマ守ッタ……テニサマ怒ル?」


 怒るわけないよ!ここはありがとうだよっ!


「……怒ラナイデ」


「怒るわけないよ!ファーファ、守ってくれてありがとう!こんなに嬉しいことはない!」


「……ホント?」


 そして声を大にして、謝った。


「蹴られた皆様!ごめんなさいっ!」


 びくっ、として寝ている全員がこっちを見た。

 私は深く頭を下げた。


「私のゴーレムは、私を守ろうと必死だったのです、許してくださいっ!」


 静まる周囲。

 ん?トラ子さん?


「許すよなぁ皆?」


 え?圧?


「このゴーレム、手加減して蹴っている。蹴られた者なら分かるはずだ、どうだい?」


 更に静まる周囲。


「元はと言えば、小川で水浴び、着替えを覗いたタロが悪い、ミケはその弟を叱らなかった。私の子供達が、ちゃんとしていたらこのような事にはならなかった。私に免じて許しておくれ」


 そう言って、ギロリ、と目力を強めるトラ子さん。


 ……警戒怠った私も悪いか?

 魔力感知で回避できたはず……私も反省しなければ。

 もし、悪意あるヤツだったら、死んでいたかも知れない。


「ト、トラ子さんにはいつも世話になっているし」

「ああ、今大変なオークの里にも食料や資材を手配してくれているし」

「俺達も焦って、剣を抜いたからな、悪いな、ゴーレム」


 と、いい風にお話しが纏りかけたその時、タロが私に話し掛けてきた。


「ごめんよ、おれ、見とれてしまって……」


 え゛?


「俺さ、いつもかーちゃんとねーちゃんと一緒にお風呂入っているんだけど、かーちゃんお尻デカいし、ねーちゃん胸、たぷたぷだし、あんな可愛い小っちゃいお尻、見るの初めてでさ……」


 タロくん?

 コイツは、何を言っているのだ?

次回サブタイトルは 【第56話】それ以上言ってはいけません! です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ