【第53話】さて、どうする?
今晩は。
投稿です。
はああああっ!?
み、見せるわけないでしょうっ!
でもタロくん、お尻見ているっ!
それもガン見!
こ、こ、こ、こ、こんな時、どどどどっどうすればいいんだっ!?
俺、中身は男子だし、平然とやり過ごすか?そ、それとも!?
光の速さで考える!こんな時、女の子は?!
1.シーシナさん「きゃあああっいやあああっ!」悲鳴と共に逃げ出す。
2.バンさん、大人の余裕で「回れ右だ無礼者」とか言いそう。
3.聖女クルルン「……」無言で座り込む?+涙目?もしくは平手打ち?
4.キルル・ランダム「そこへ直れ」と言って剣を……いや、これはダメだ!
5.ベリナ・ワッフル「あ、わりい、目、逸らしてくんない?」
どれにする?
ベリナ辺りがいいけど。
私は、どれでもなかった。
スルッと私の横をすり抜けるファーファ。
「!」
殺気!?
蹴るつもりだ!
「乙女ノ着替エヲ!覗キハ許サン!」
「だ、ダメだよ!ファーファ!小さい子、蹴ったらっ!あっ!?」
トントンと片足でよろめき……!?
「ファー……!」
パンツが踝に絡み、そのまま倒れる私。
がっこおおん!
「きゃっ!?」
お?私、以外に可愛い声が出た?
ファーファに頭をぶつける音が、周囲に響く。
星って本当にチカチカと、飛ぶんだよね。
久しぶりに見たなぁ。
私は再びノーパンのまま、とんでもない格好で意識を失った。
……ちょっとだけ運がいい×2、どうした!
全然、よくないんですけどぉ!
ああ、最悪の出会いだ!
この二人に会うの、楽しみにしていたのに!
泣き虫スキルが発動したのか、夢の中で私は少しだけ泣いた。
そして目が覚める!
覚めたくなくても目が覚めるのだ。
ん、待てよ?今の私は女の子。
夜の街、飲み潰れた女性はどうなる?お持ち帰り?
ほぼ全員が酷い目に合う!
光の速さ以上で飛び起きた!
くらっ。
あ、貧血!?
え?魔王さまなのに?
再び倒れる私。
油断するとこうなるのか!?
どこだ、ここ?
ちゃんとパンツ、履いているか?
徐に起き上がり、ワンピースをめくり、黒パン確認!
どこかのお家だろうか?家具、ベッド、花瓶にお花。
窓には……ガラスではないな、透明の鉱物、薄く削って嵌め込まれている。
寝ぼけているのか、意識の焦点が合わない!
「慌ただしい子だねぇ?大丈夫だよ、酷いことはされていないよ!」
あ、この声!
「狼亭のトラ子さん!」
「おや?お客で来たことあるのかい?」
「焼きそば!最っ高ぅ!」
「うれしいねぇ!」
「えっと、ここは?」
「私の家だよ、ミケとタロが無礼を働いたとか?この責任は取らせてもらうよ」
「え゛?」
ちょっと待ったああああああっ!?無礼?のぞきのことか!?ミケも!?
「あの、私のゴーレムは?」
「ああ、あの子かい?あの子だったらドアの向こうで門番をしているよ」
「ファーファ!」私はドア向こうのファーファを呼んだ。
次回サブタイトルは 【第54話】ファーファは抗議します! です。




