【第47話】行くところがある
お早うございます。
投稿です。
今日も寒いです、水道管が怪しい。
どう見ても、私の命令待ちだよね?
チラッ、とファーファを見る。
「ンッフー」
いや、満足げ。
周囲を魔力で探ってみる。
……もう邪神の魔力は漂っていない。
聞いてみるか。
「ア……ガロウザさんはオークノ里に帰らなくていいの?」
「ガロウザとお呼び下さい。アロウザは天に帰りました」
アロウザさんではないと?
「私は魔王ア・キュウガ・テニィさまの銀の魔力により生みだされたオーク、帰るとこはオークの里ではありません」
ついて来る気かな?
しっかり第三使徒とか名乗っているし!
さすがにこのメンバーで王都を目指すのは無理がある!
王都襲撃とか思われちゃうよ!
「第二使徒の住んで居る森、あそこが私の拠点です」
たぶん。
「そこで待機しろと?」
「猛毒の森だけど大丈夫?」
「私達のこのレベル、問題はありません」
「この森は色々と危険が多い、陰ながら森の皆を助けてくれませんか?」
「陰ながらですか?」
「ガロウザ、あなたは違いますが、このスケルトン達や、魔昆虫のリイン、前世は人や妖精を殺して楽しむゲロカスヤロー達です」
「……ひでー言われようだな?レッド?」
「事実だ、ブルーよ、過去は変えられん、受け止めるしかない」
「生まれ変わっても、行いはついてくるの?そんなぁ、討伐されるの!?」
「ピンク、嘆くな!」
スケルトン戦士達が、私をチラ見する。
「お前達、表には出ず、森の皆を助けてあげて、私の望みはそれだけだ。報酬は無しだけど」
「報酬は転生、新しい道、十分すぎる報酬です」
今はね。
でもガロウザさん、それでいいの?
後から欲しがるんじゃないの?
夜の街で、見てきた風景。
タダで働く人はいないと思う。
それとも働いて金貨を稼ぐという概念は薄い?ないのかしら?
前回では商人さん家族助けたけど?
「テニサマ、基本妖精達ハ自給自足デス」
「そうなの?」
「基本、金貨ヨリ現物ヲ欲シガリマス、アト名誉トカ」
「そうなの?」
「ソシテ新シイ命ト住メル場所、ナニヨリ最高ノゴ主人!魔王ア・キュウガ・テニィサマ!」
「そうなの!?」
ファーファ、暴走していない?!
「満タサレタ日々!コレ以上何ヲ望ミマス?」ギロッ!
「「「「「「はい第一使徒!」」」」」」
いや、絶対言わせているでしょう?
6体の眷属は周囲を見回し、荒れた大地を見つめた。
「錆びた武器だけが残っている」
「ああ、戦いなんてするもんじゃねー」
「おい、武器を集めろ、後片付けだ!ここは魔力が高くて当分は誰も近づけない、俺達で片付けるぞ!」
「片付け終わったら『猛毒の森』へ向うのか?第三使徒?」
「はい、テニさま、ここは我らにお任せを!オークの里へ向われますか?」
「いや、行くところがある」
「では、どうぞ旅の続きを!いつでもお呼びください!」
私はファーファに軽く触れ、ジャンプ・アップでその場を後にした。
行くところ、それは川、小川である!
小川は以前来たことがあるから、すぐに移動できた。
ミケとタロに出会ったあの小川だ!
次回サブタイトルは 【第48話】膝枕 です。
膝枕、好きです。




