【第44話】黒い霧
お早うございます。
投稿です。
「え?」
無意味に殺害!?なにそれ?どんな法?誰が決めたの?いつから!?
「まあ、聖女に手を出そうとした奴等は皆、勇者に斬られたが」
「無差別の殺戮集団!?」
「そうだ」
「なんで?なにその特権って?」
「国益のためには、我々のような集団が必要だったってことさ」
「その我々をなぜ助けた?」
スケルトン、5体が集まり始める。
ん?よく見ると、スケルトンの胸(作者注:胸骨です)?に色つきの文字?
記号かな?が浮かび出ている。
眼鏡を通してよく見ると……文字か?
強き赤?と言う意味らしいけど?なんだこの赤い文字?
その横のスケルトンは青文字だ。
速さの青?
残り4体は技の緑、力の黄、鋭い桃?後1体は、何も記していない。
これは?
スケルトン達も、お互いの胸を見ているようだけど、取敢えず、質問に答えるか。
「助けたつもりはないよ?魔法でこの地を焼いただけだ……でも、また残虐行為を好んで行なうのなら、今ここで戦い、全力で倒す!」
そんな危ない集団、6体も野放しにはできない!
国益?知らないよ!そんなの!本当に必要なの?
うーん、この6体、なんで復活したのだろう?
「魔王ア・キュウガ・テニィ、もう残虐行為はできない」
「以前の自分に、嫌悪を感じる」
「まあ、だからといって今までの行為が、許されるわけでもないが……」
できない?リインと同じだ!
あ、違和感。
どいつだ?
目に留まる一体のスケルトン。
胸に何もないスケルトンだ!
「そこの一番奥のスケルトン、お前はどうなんだ?」
こいつ、だんだんと雰囲気が変わってきた!
何か怖いぞ!?
「お、俺は……あの快楽が忘れられない!」
あ、こいつ、シーシナさんを斬ったヤツだ!
「おい!あの地獄にまた戻るつもりか!?折角復活できたのに!これは奇跡だぞ!」
「団長、俺はあの生活が、あの何でも許される暮らしが、地獄とは思えない!アレこそ天国だぞ!」
魔力を使っている!
何をする気だ?
ああ、こうやって自ら邪神を呼び込むんだ。
気持ちが通じると、邪神がやって来るんだ!
ほら!邪神の気配!
ドゲシイイイッ!
ファーファが蹴り上げると、スケルトンは空中で、真っ黒い霧?を口から吐き出した。
その霧に包まれ、ベキベキと自分の身体を砕いていくスケルトン。
恐ろしい悲鳴を上げながら崩れていく。
「あががががががっ」
これは?何が起きているの!?
砕けた身体は霧に呑まれ消えてしまう。
そして黒い霧から響く声。
邪神か!?
《どうだ?この世の最高の快楽、味わってみようとは思わないか?》
アレが快楽!?今のが!?
とんでもなく、痛そうだったけど?
「ソレハ、アナタニトッテデショウ?」
《おい……特典ガチャがこんな所で何をしているのだ?》
なっ!?
こいつ、ファーファを知っている!?
記憶がある!
私と同じか!?
次回サブタイトルは 【第45話】新しい仲間達 です。




