【第39話】オークの里、攻防戦!勝利!?
お早うございます。
投稿です。
「ウワァ、キレイ!」
「テニサマノ魔力ダ!」
「テニサマ!リイン!キタヨ!」
「ナンノ、ゴヨウ?」
3000の応援である。
ただ、この子達を戦わせるのは……。
「おい、最悪だぞ!」
「魔昆虫の群れだと!?」
「邪神さまの使いか?」
「数が……数が多すぎる!」
騒ぎ出す森の住人達。
「テニサマ、邪神サマノ魔力!」
「アノ鎧ヲ壊ス?」
「危険ナ鎧!」
「呪ワレタ鎧ダ!」
「リイン!ドウスルノ?壊スノ?」
「アレ、依代ダヨ!」
「ソウソウ、邪神サマ取憑イテイルヨ!」
!?
鎧か!鎧が元凶なんだ!
何か変とは思っていたけど、取憑いている?
ならば!
こいつを、鎧を壊せば!
(皆!壊せる?)
「ハアイ!テニサマ!壊セルヨ!」
凄い!邪神の憑依した鎧を壊せるんだ!
よし!俺も一緒に!
王断鳳道を鞘に収め、右手を頭上に伸ばす。
ヒュン!
ぱしっ、と軽い音を立て、右手に収まるひのきの杖+3!
こいつで制御しながら戦う!
(テニさま!)
(なに?リイン?)
(魔法陣は解除するな!強化だ!)
(なんで?)
(魔法陣を解除すると、こいつら更に活性化する!テニさまの魔法陣が抑えていたんだ!)
おお、さすが魔王さま!……私は無意識だったけど。
ひのきの杖+3に力を込める!
ドオオオオオオオオオオオッと低く響く地鳴り。
特大の魔法陣が浮かび上がる!
すると!
抵抗するかのように、黒騎士の鎧が青白く発光し始めた!
魔力のせめぎ合い!
相手の魔力の強さに、反応し、虫弱スキルが発動した。
ドロドロした怨念?
ひいいいっ! つ、強い!なんだこの魔力!?
「うっ……ま、負けてたまるゅかっ!ひいいいいっん」
ま、負けられないんだ!
「ふんっ!」
魔力を強めると、ひのきの杖+3がベキベキと何かに変わり始めた。
異形の杖、とても『ひのきの杖』には見えないな。
バキイイイイィン!バキン!
なんだ?
鎧が割れ始めた!
いける!
怖いけど、頑張る!
「イマダ!」
「全員、突撃ィ!」
「カカレエエエエッ!」
次々に音速を超え、鎧に体当たりする蟲達。
パアアアアアッン!と耳を劈く音が、辺りに満ちる。
3000の魔昆虫が、黒騎士達に群がる!
え?この攻撃、体当たり、蟲達は大丈夫なの!?
次々に破壊されていく呪われた鎧。
「リ、リイン!みんな、チビちゃん達は大丈夫なの!?」
「よく見ろよ!」
ん?
「アイタタタタッ」
「思ッタヨリ、硬イネ」
「デモ、壊シタヨ!」
「ヤッタネ!」
「だ、大丈夫なのか?」
「テニサマ、心配ナイ、僕ラ頑丈!」
「フフッ、テニサマ、優シイ、大好キ!」
!!
きっと、何気ない一言だったのだろう。
いや、違うな、こいつらはそんな気持ちで、大好きなんて言わないだろう。
自然と溢れた言葉か?
なぜか、私はファーファを探し、目で追った。
次回サブタイトルは 【第40話】オークの里、攻防戦!それぞれの勝利 です。




