【第28話】オークの里、攻防戦!破王の剣
お早うございます。
ちょっと早い投稿です。
(うげっ!灰!?強すぎるのも問題だな?)
(そうよ、周囲は大迷惑!)
(魔法抜きではどうよ?その腰の剣、使えねえのか?)
あ!?
(おい、今、あ?とか思っただろう!?)
でも、この状態で、『王断鳳道』抜いたら……どうなる?
(……俺の時、花鳥風月だったよな?なんでその剣、使わなかった?忘れていただけか?)
(それは……この剣……)
魔王ヲダを一振りで仕留めた剣。
強すぎないか?この剣、使うのを躊躇うくらい。
この剣、振るうだけでもどうなるか、検討もつかないっ!
(テニサマ!邪神ノ、幹部クラススケルトンガ混ジッテイマス!赤イ鎧ガ目印デス!)
え?邪神の幹部って言ったら……魔王クラス!?
マップでは?どうなっている?うわぁ真っ赤で凄いや!
強めの赤い点が5つ。
ああ、こいつらか……魔王の目で、マップの赤い点を見る。
……うーん、毒蟲魔王カムカナ程ではないけど、位置づけは準魔王?次期魔王か?
こんなのが混じっているなんて!
まともに戦っても倒せないよ!
ん?ならば……皆殺しが目的か!?
剣撃の音が激しくなり、円陣がじわりじわりと小さくなってくる。
「に、兄ちゃん!ヤバい!」
「!?」
「あ、赤鎧がいる!」
「どうする兄ちゃん!」
「このエルフだけでも逃がすぞ!じいちゃんなら、そうする!」
「エルフのおねえちゃん、逃げて!逃げ切ったら、俺らの勝ちだっ!」
え?私が逃げたら?でも、あなた達は?
「あの……私、エルフじゃありません」
あの世界で私を庇ってくれた人、いたかなぁ……。
私の周りには、いつも野良猫やカラス、鳩や雀がいたな。
人は寄り付きもしなかった。
来る奴は、いじめっ子ばっかりだった。
ザクッ。
女の子が斬られる。
「……浅いぞ、スケルトン!」
剣を振り回し、スケルトンを吹飛ばす女の子。
痛くないの!?痛いでしょう!
ここで深呼吸を一つ。
静かに、魔力が満ち始める。
「え?おねえちゃん!?」
「おい、今、魔力が!?このおねえちゃん、何者だ!?」
ファーファ、今から行くね。
「見ず知らずの僕を、助けてくれるなんて……」
親切って、身に染みるなぁ……あの頃の俺には……。
「今度は私の番ですね……私は、魔王ア・キュウガ・テニィ!」
先ずは、皆を巻き込まないようにジャンプ・アップで!
移動っ!
ヒュン!
そして!狙いを定めて!
こいつだ!赤鎧!
ウジャウジャ湧き出るスケルトンに混じっている、赤い悪意。
虚空に現れる私を、赤鎧は予測していた。
このクラスになると、魔力の流れを読むのだ!私が現れたときには、もう剣を打ち込んできた。
表情のない髑髏が、ニヤけているように見える。
錆びだらけの剣が迫る!
ふん!その程度の剣技!
師匠の剣は、もっと凄まじかったぞ!
唸れ!王断鳳道!
「勇者キルル・ランダム直伝の剣技!その身に刻めえええええっ!!」
次回サブタイトルは 【第29話】オークの里、攻防戦!魔王さま出陣! です。




