【第27話】オークの里、攻防戦!エルフじゃないよ
お早うございます。
投稿です。
「ちょっ、おい!やめる!?この根性なしっ!」
「ああ、酷い!主に向って、根性無しなんてっ!
「事実だ!」
ううううっ、反論できない……なんか泣きそう……。
いや、泣いていた。
「見た目はでっけー大人なのに、中身は子供かよ!」
「子供だよ!しくしく、こえーです!」
「泣くなよ!こっちまで悲しくなる!」
「ファーファの所まで、ジャンプ・アップで……ん?」
そこにオークの一団が現れた!その数5!
「おい!お姉さんが泣いているぞ!」
「なに?怪我でもしているのか!?」
「大丈夫!もう怖くないよ!」
わっ!え?なに?
こ、この子達!500の敵の中をここまで!?
(おい!テニさま!こいつら敵中突破してきたぞっ!?)
「うわぁでっかい虫!これ飼いたいっ!なんて虫だろう??」
ひょい、とリインを捕まえ、頭に乗せるオークの子供。
うげっ!
思わぬ行動に、固まる私。
それ、元魔王だよ!?
現れた5体のオークは全員血だらけであった。
矢も何本か刺さっている!?
「そこのエルフ、大丈夫か?」
エルフ!?
いや違うし!
年長者らしき大きなオークが尋ねてきた。
そっちこそ、大丈夫?!
その容姿、こえーよ!血だらけだよ!
ゾンビと見分けがつかないって!
「あ、あなた達こしょ!ぐすっ!」
「ん?俺達?俺達は心配ない!」
「えええっ!?」
思わず声が出る。いやどう見ても重傷!
「大丈夫だよ、いつもこんな感じだし!」
そう言って、迫るスケルトンを軽く破壊する小さなオーク。
私がビックリしていると、私を中心に、この5人、円陣を組んだ。
「泣き虫ねーちゃん、座れ!矢が当たる!」
「大丈夫!俺らの円陣は簡単には敗れないから!」
一人が私に近寄る。
「あのう、お怪我は?」
「お、女の子!?」
「うん、ドミ、女の子!どこか斬られた?」
(テニさま、こいつら、この5匹手練れだぞ)
(リイン、確かにこのオーク達強いけど、相手が多すぎだよ!)
「け、怪我はしゅてません、たっ、ただ、しょの……こ、怖くて……グスッ……」
オーク達は笑わなかった。
「だよねぇ」
あっさりと同意する女の子オーク。
「じいちゃん、無事かな?」
「もう、お空に帰ったかな?」
!?
この子達、アロウザさんの?
「まさか、こんなに沢山の襲撃があるとは!」
「さすがじいちゃんだね!」
え?
「邪神さま、よっぽど悔しいンだね!」
「ああ、神さまが悔しがるんだ、俺らのじいちゃんはやっぱ、スゲーや!」
は?
オークって?どんな教育しているの?
邪神に喧嘩売って、楽しんでいる!?
「大丈夫!ドミの兄、弟達はあのジャイアントの孫!不敗!」
「ふ、不敗!?」
「そう!負けたことがない!」
(テニさま、こいつらに手、貸さないのかよ?いくら自称不敗でも、この数はヤバい)
(ひのきの杖+3がない、今ここで私が攻撃したら、リインとファーファ以外、皆灰になっやうよ!)
次回サブタイトルは 【第28話】オークの里、攻防戦!破王の剣 です。




