【第25話】オークの里、攻防戦!
お早うございます。
投稿です。
魔力を高めると、矢の攻撃が止まった。
どうする?
戦う?それとも……?
ん?
あれ?
「ファーファは?」
ドゲシイイイイイイッ!
どこかで、いつもの音がした。
……始めたのね、バトル……怖くて逃げようかなぁ、とか思っていたのに!
私の結界を破り、続々と群がり始める赤い点。
その数は500程。
ドゲシイイイッ!
あ、今、480に……。
応援に行きたいんだけど、スケルトンってガイコツだよね?それにゾンビって怖すぎない?
前世で見た、動画が恐怖を倍増させているよ!
うう、前世の記憶、邪魔っ!
「あれ!?」
「どうしたテニさま?第一使徒で充分だろ?」
「え?マップ外に赤い点が500現れた!」
「1000体も現れているのか!?第一使徒だけではもう無理かな?」
ん?後から現れた奴等、動きが??
「移動が変だよ?こいつらどこへ?こっち、こないよ?」
「!」
「どうしたのリイン?」
「そいつら、オークの里を襲うぞ!」
「え?」
全部で980程、数が多いよ!
どうする?どうしよう!?
その時、雷鳴が轟いた!
「っんきゃっ!」
思わず、びくっと肩を竦め、目を閉じる。
石積みの隙間から、眩い光が差し込む。
ファーファ、あの技を使ったな!
「外の敵、数が減った、あと400程。里には500程か……え?アロウザさん?」
アロウザさんが動こうとするが、装備の鎧、剣、備えてある斧が邪魔をして動けない。
「じっとしていろ、デカブツ!お前はもう戦うことはできないだろう?」
「故郷の襲撃に、じっとしていろだと!?」
「お前は死を待つ身だ、病で動けないのだろう?老いと病、ここから先は生きていく者達に任せな!動いても、何もできず殺されるだけだ!」
「ふざけるなっ!ワシは戦士だぞ!」
「己が大剣も使えぬ者が何を言う!テニさま……俺なんか腹立ってきた!外の奴等、許せん、戦士の静かな死を邪魔しやがって!」
「……お前は本当にあの毒蟲魔王カムカナか?」
「俺は魔王ア・キュウガ・テニィさまの第二使徒、黒鉄のリイン!お前も、テニさまの眷属になるか?」
「!」
「おそらく、邪神は里の攻撃と引替えに、奴隷になるよう要求するはず」
「攻撃を止めたければ、軍門に降れと?」
「そう、そしてとんでもない力を手に入れることができるぜ?」
「それは……地獄の始まりか?」
「そうさ!おすすめはしないが」
「リイン、援軍みたい!」
「は?」
「青い点がこっちに来ている、これ多分、里のオーク?」
「……それはおそらく、禁忌の門で墓守をしている者達だろう」
「門番?テニさま、援軍の数は?」
「5」
「援軍?応援と言うには少なすぎね?向っている相手は500だぞ!」
「そうね、オークの進軍は止まったみたい、助けに行こう、このままでは皆死んじゃう!」
この青い点、5に意識を集中した瞬間、映像が見えた。
おお、さすが魔王サマの能力!
この5名、5名中、4名が子供だ!
私より大きいけど、明らかに小さい!
次回サブタイトルは 【第26話】オークの里、攻防戦!2 です。




