【第22話】第二使徒がポン!
お早うございます。
投稿です。
この黒い霧の呪い、上書きはできるだろうか?
できそうな気がする!
でもこのアロウザさんの身体、内側の傷は?
心臓やら色々な内臓が病んでいる……。
自信ないなぁ。聞いてみるかな?
(第二使徒リイン、聞こえる?)
(!?)
(聞こえないかなぁ?)
(聞こえるぜ、テニさま?何だい?)
……テニサマダ!テニサマ!……
……コンバンハ!テニサマ!……
……ナニカ、ゴヨウデスカ?……
(今晩は、チビちゃん達!リイン、病気のオークがいる、薬で治せる?)
……ビョウキ?ヒドイノ?……
……オクスリ!ドンナビョウキ?……
(はぁ?突然なに!?看て見ないと分からんぜ?うるせーチビ共!黙れ!)
ワカッタ!ダマルネ!
(んじゃリイン、見てよ!)
(どうやって?)
(召喚する、何か呼び出すの、格好よさそう!)
(は?)
(マップで、なんとなくリインのいる場所が分かる。リインを魔力で引っ張れば、ここに呼べそう!)
(おい、こら!召喚なんてしたことあるのかよ!?)
(ないよ?)
(アブねぇだろうがっ!どっか他の場所に飛んだらどうすんだよ!大体、その魔法、召喚か?単なる移動じゃねーのか?)
(多分、いけそうだよ!ジャンプ・アップの応用で!)
(聞け!俺の話!それに多分だとぉ!?)
(うん!)
(こ、根拠はっ!テニさま!そこの場所、オークの里の外れか?こっちこそ大体分かるから、そこで待っていろ!今から飛んで行く!)
「来たれ!我が前に!第二使徒リイン!」
(ごらあああああっ!だから!話を聞けぇええっ!)
体内の星雲が、ちょっと動いた!
(おりょおおおおおおお!?ひ、引っ張られるるるるるっうううっ!)
……ア、イッテラッシャイ!リイン!……
……ガンバッテネ!……
声にならないリインの叫び!
面白いっ!
目の前に魔法陣が展開され、リインがポン!と出てきた!
「うわぁ!スゲぇ!ホントに出てきたっ!?」
「お、お、お、お、おい!ごらぁ!部下の話、ちゃんと聞けや!」
ここで、弱虫泣き虫弱スキルが発動した。
「そ、そんなに怒らないでよっ!ううっ……うまくいったからいいじゃん!」
「んな問題じゃねーっうの!」
「ひーんっ!」
「こっちだってひーんだ!ビビって涙、出ちまったじゃねーかぁ!グスッ」
ギヌロッ、とファーファがリインを睨む。
「チッ、分かったよ第一使徒、でどいつだ?その病気のオークってヤツは?」
身体を揺らす巨人オーク。
「し、召喚士だったのか!?何を召喚したのだ!?喋る虫?魔昆虫だと!?」
「ん?なんだ?デカブツのアロウザ?なんでこいつが?どこだよここ?」
「ココハオークノ神聖ナ場所デス」
「は?墓場か?」
きょろきょろと周りを見回すリイン。
「テニさま、よくここ入れたな?ここは禁忌、禁足地だぜ」
「そこの虫、ワシをデカブツのアロウザと呼んだか?」
「はん?他に名前があったか?デカブツ!」
「その口調、姿形は違うが、お前……カムカナか?」
次回サブタイトルは 【第23話】忍び寄る影 です。




