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二週目!泣き虫弱虫魔王さま  作者: MAYAKO


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117/589

【第117話】 心赴くまま    

今晩は。

投稿です。

 南の国?知らないよ!


「ピンクは?」


「夜になると復活しますよ、昼は当分その姿ですが」


「……」


「どうされたのです?魔王キュウガさま?」


「結果的に、私の眷属達がパワーアップしました。というか、パワーアップの方法を教えたのでは?」


「そう見えます?」


「見える」


 やり方は、私の真似をする、意識を向ける、色々は方法で私の魔力を自身に導くのだ。

 職人さんの弟子入りに似ているな。

 親方の動きを見て、技を盗む。

 私の場合は力が移る。


「魔王はこうやって眷属や、自分の軍団を増やしていくのです」


 あ、リイン!

 確か自分の毒を食べさせて、虜にして縛っていたな。


「増やし方はそれぞれです、子供石のピンクさんはそこのオークさんと相性がいいようですが」


「そうなの?じゃ、ガロウザ!ピンクお願いね」


 そう言って勾玉をそっと渡した。


「確かに、預かりましたぞ、魔王テニィさま」


 勾玉はガロウザの手の中で赤く染まり、震えたように見えた。


(どうかされましたか?ピンクさん?)


(聖女クルルン、私は命令のままに人族や妖精達を殺してきた)


(?)


(このままで、いいのだろうか?)


(今は魔王キュウガさまの配下、生まれ変わったのでしょう?)


(許されるのだろうか?)


(遺族の者達は許さないでしょう、ですが殺戮の魔女は邪神の眷属と成り、魔王キュウガさまに討たれたのです)


(殺戮の魔女は滅んだと?)


(聖女として、今のあなたに言えることは、心赴くままに生きなさい、自分が正しいと思うことをしなさい、それしかありません)


(それでも私は……)


(ピンクさん、私に何を言ってほしいいのです?非難して欲しいのですか?)


(それは……)


(もう一度言いますね、心、赴くままに生きなさい。あなたの周りには一騎当千の戦士達がいます、彼らと共に歩みなさい)


(魔族ですよ?聖女クルルン、あなたと戦うことになるかも知れません!)


(どうぞ、その時はお相手致します。ただ、魔王キュウガさまは戦いを好まれる方ではないように思います。ユキが剣を抜いたら、逃げ出すのでは?そんな感じがします)


「……聖女クルルン、何か私の悪口、言ってない?」


 じろり、と見る。


「さあ?どうでしょう?魔王キュウガさま、では向いましょうか」


「どこへ?」


「ユキの所へですっ!」


「ああ、そうでしたね!こ、こっちかな?」


「逆です!」


 トコトコと、皆で歩き始める夕暮れの森。

 じーっと聖女クルルンを見る。


「なんでしょう?」


「ピンクの件、ありがとうございました」


「!!」


「で、聖女クルルンさま、ご相談があるのですが」


「?」


「勇者キルル・ランダム御一行はとても心配していると思います」


「……そうですね」


 あ、困り顔。


「そこで少しでも早く聖女クルルンさまをお届けしたいのですが?どうでしょう?」


「ジ、ジャンプ・アップはイヤです!あれは怖いです!先程も言いました!」


 だよね、おもら……!?


 ギヌロ!


 とても聖女とは思えぬお顔で睨まれた。

 あ、このお顔、モザイク必要かも。

次回サブタイトルは 【第118話】 銀の円盤 の予定です。


明日も早いのでMAYAKOはもう寝ます。

おやすみなさいませ。

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