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二週目!泣き虫弱虫魔王さま  作者: MAYAKO


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116/589

【第116話】 魔力の調整と聖女の秘密   

お早うございます。

投稿です。

昨日は投稿でミスりました。

今日こそは!

 !?


 何だその恐ろしい名前は?

 やはり知り合いか?


 まあ、ボウロウロ騎士団とか傭兵団とか、かなり酷いことしていたみたいだからなぁ。

 ガロウザさんが、さっ、と自分のマントをピンクに被せる。


「古代種?太陽光に焼かれるぞ!」


「あ、ありがとう……ガロウザ……」


 ……うーん、これは再び、私の魔力がスケルトン・ピンクを塗り替えた?上書きした、ってことかな?


「そうです、よくお分かりで」


「聖女クルルンは、普通に他者の思考を読むのですね?」


 ホント、これでは変なこと、考えられないぞ。


「意識を開いているだけです。魔王キュウガ、あなた達は聖女に対する認識が甘いです、魔族にとって、私は危険な存在ですよ!もっと警戒してください」


「そ、そうなんですか?」


 焼きそばソース、お口周りにべったりでも?


「はい」


 あ、ちょっとお顔、赤くなった!

 まあ、私も魔王だし、危険度で言えば、私が上ではないか?

 それとも、聖女クルルン、何か企み事でもあるのかなぁ?


 ちらっ、と聖女クルルンを見る。


「!」


 あ、今、ぎくっ、と反応した!


「バンパネイラ・ピンクさん、少し手伝いますね。急激な状態変化で魔力の調整が難しいでしょう?」


 ……誤魔化した?


「はい、聖女クルルンさまお願いします」


 あ、また私の銀の煌めきが少し動いた!

 私の意思と関係なく?


 ……これは?


 聖女クルルンがピンクを通して、私の魔法を使っている?


(ソノヨウデス、コレハ大変危険ナ行為デス)


(聖女は他の人の魔力を使うことができる?)


「よくお気づきで、なんらかの条件が揃えば可能です」


 何らかの?


「全部は話しませんよ、ね?私は危険な存在でしょう?このことは他言無用にお願いします」


 そう言って聖女クルルンは見たこともない笑みを見せた。

 その恐ろしい笑みは、泣き虫弱虫スキルをじんわりと発動させた。

 この人は、本当に一周目に出会っているあの聖女クルルンなのだろうか?

 それとも一周目で私が、気がつかなかっただけなのだろうか?


 聖女クルルンは両手でハートマークを作り、呪文を唱えた。


「萌え・燃え・キュン!」


 溢れ出す魔力、金の魔法だ!

 その金の魔法に、吸い込まれるように纏わり付く私の銀の魔力!


 !


 魔力が聖女クルルンに……な、流れる!?

 金と銀の魔力は渦になり、バンパネイラ・ピンクを包む。


「あっ……」


 ぐるんと、渦に巻き込まれた絵の具ようにバンパネイラ・ピンクは引き延ばされ、魔力に呑み込まれ、縮んでいく。


 え?大丈夫なの!?


 コロン。


「!?」


 い、石?

 小石になった!?


「急激な肉体の再構成のため、封印状態、休止状態にしました」


 私はその石を恐る恐る拾ってみる。


「これ……勾玉?」


「子供石です、南の国では勾玉とか呼んでいますが、魔王キュウガさまは南の国出身ですか?」


次回サブタイトルは 【第117話】 心赴くまま です。


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