【第114話】 戸惑うピンク
お早うございます。
毎日ご愛読、ありがとうございます。
「あっ!?」
マ、マップに表示が!
「一瞬、見えたでしたでしょう?」
こくこく。
この場所、私ならジャンプ・アップで一瞬だけど、聖女クルルンなら歩いて2日か?
「継続して見ると、ユキに気づかれます。今回の場合は忍び寄りがいいでしょう。あのう……ピンク?さん?石鏡ありがとうございました」
「……いえ」
(レッドはボウロウロ騎士団団長?ドリトリス傭兵団の者もいますね)
(聖女さま……私達は魔王ア・キュウガ・テニィさまの眷属、第三使徒一撃のガロウザの配下スケルトンズです)
「どうかした?聖女クルルン?」
誰かと念話した?
「石鏡のお礼をしたく思います」
「?」
先を急ぐのだが?
あれ?聖女クルルン?雰囲気が!?
ふわっ、と周囲の気温が上昇する。
「眷属の皆様方、先程の魔王キュウガさまの仕草、覚えておいでか?」
「!?」
「……はい。可愛らしかったので、覚えていますが、それが?」
答えたのはピンクだ。
「え?そうかピンク?俺達は恥ずかしかったが?なあブルー?」
「あ?ああ魔王テニィさまには悪いが、恥ずかしくて固まったぜ」
「してみせよ」
聖女クルルン、目つきが変わった!
「え?」
戸惑うピンク。
「ピンク、聖女クルルンの望みだ、してみせて」
「は、はい、魔王テニィさまが望まれるのならば……」
スケルトン・ピンクは包帯?の巻かれた手でハートを作り、腕を動かし、再現して見せた。
「どうですか?聖女クルルン?」
「腕の位置が少し低いです、あの動きを再現するのです。魔王キュウガと同調して下さい」
え?それに何の意味が?
「今度は魔王キュウガさまに意識を向けて、印を結んで下さい、そして呪文を唱えて下さい」
「え?」
更に戸惑うピンク。
「どうぞ」
促す聖女クルルン。
これは?何を?
私の真似をして、どうなるのだ?
(魔王キュウガ、あなたは賢者の位置に一度は届いた。それがどれだけの偉業なのか理解していません。それは眷属も同じです、ただ単にパワーアップしたのではないのですよ)
わからん!
(あなたの動きと、あの印、そして呪文、これを眷属が再現する、するとどうなると思います?)
?
どうなるんだろう?……わからん!
(動きは『舞』で、あなたの目を楽しませます。あの手で作った『印』はサインで、あなたの『しるし』です。そして呪文はあなたへの呼びかけであり、周囲への声です!)
!?
まるで分からん!だが、じんわりとスキルが発動しそうだ。
なんだか怖くなってきたぞ?
私の力がピンクに流れる?いや、今でも流れているんだけど。
「ピンクさん、今度は呪文を唱えて下さい、動きとサインと声です!」
「は、はい、聖女クルルンさま」
え!?
まるで、私が二人いる?私の動きを完璧に再現するスケルトン・ピンク。
鏡を見ているようだ!
すると、あの星雲の如き力が!?
……動いた!
次回サブタイトルは 【第115話】 バンパネイラ・ピンク です。
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