【第113話】 さてどうする?
お早うございます。
投稿です。
第四使徒シーシナさんが頑張っている隙に、どうにか聖女クルルンを森の中まで引っ張ってきた。
でも、これからどうする?さて、どうする!?
ジャンプ・アップは駄目だし、徒歩では一体どのくらいの時間が?
いや、そもそもどっちに進む?
マップで見てみる。
何処にいる?勇者御一行は?
反応が無い?
「反応がありませんか?」
「!?」
「ピイン・ミストを使っているのでしょう」
「ぴえん・ミスった?」
「ピイン・ミストです!上位魔法で魔法による索敵にヒットしません」
!
この魔法か!
今までマップに表示されなかったのは!
「聖女クルルン、あなたを勇者の元にお届けしたいのですが、これでは……」
ん?聖女クルルン!
「?」
キョトンとして私を見る聖女クルルン。
「ファーファ!タオル!」
「ドウゾ、テニサマ」
よっ、と私は背伸びをした。
そして、聖女サマのお顔に広がる焼きそばソースとチョイチョイと拭き取る。
「す、すみません……石鏡があるといいのですが」
「ファーファ、いしかがみって?」
「石ヲ磨イタ鏡デス」
まんまだね。
すると、すっ、とスケルトン・ピンクが小さな石を聖女さまに渡す。
全身を布で覆い、スケルトンというよりはマミー?
他のスケルトンはそれぞれの色の鎧を纏っている。
どこで仕入れた?新品みたいだけど?
「……お使いください」
一礼して、下がるスケルトン・ピンク。
「あ、ありがとうございます!」
ちゃちゃっと髪を撫でる聖女クルルン。
そして……?
クルリと後ろを向いて?何やら石鏡を覗いているようだけど?
(口周リデス)
(?)
(テニサマ、歯ニ青ノリツイテル)
!!!!!!!!
えええっ!?
これは恥ずかしいぞ!はやく言ってぇえええっ!
私、歯に青のり付けて、萌え・燃え・キュンしたのおおおっ!?
(クスッ、噓デス)
(……ファーファ!私、何かしたっ?)
(ふふっ、第一使徒は、祝福の言葉が嬉しかったようだ)
え?
固まるファーファ。
(ダ、第三使徒ガロウザ!)
(おっと、これは言わぬが花でしたな)
あれは、素直な言葉なんだけどな、喜んでもらえたならなによりだ。
きょろきょろと周りを見回す俺。
さて、獣人族の村を離れ、森には入ったけど、ほんと何処へ?
元の場所を目指すか?リインに勇者御一行を探してもらうか?
いや、ダメだな、魔昆虫は見つかり次第即討伐、バトルになりそうだ。
「ファーファ、ア……ガロウザさん、方向、分かります?」
「ファーファハ、テニサマ以外分カリマセン」
「術は不得手ですな」
「じゃ、スケルトンズは?レッド?」
「ピイン・ミストはピンクが使えるが、勇者クラスだろ?向こうが上位だ見つけるのは難しい」
チラリ、と聖女クルルンを見る。
「あのう……ユキ達どこにいるか分かります?」
「手を」
?
反射的に私は右手を出した。
すると、人差し指をきゅっ、と握られた。
次回サブタイトルは 【第114話】 戸惑うピンク の予定です。




