【第107話】 みょんみょん
お早うございます。
投稿です。
俺と同じか?という目で聖女クルルンをみて見る。
「そうです!同じです!あんな突然の移動魔法!びっくりして、怖くて!その、あのっ!」
「ファーファ、分かっているとは思うけど、他言無用!」
「モチロンデス」
そう言ってファーファは……!
パンツを?みょんみょん、と引っ張ったああ!?
「ち、ちょっと!ファ、ファーファ!?」
な、な、な、な、なにを!?ファーファ!?
真っ赤なお顔の聖女クルルン。
「状態確認、天然ゴム魔法加工、木綿、シルクリボン有リ、ソフト手洗イスタート」
ゴシゴシ。
せ、説明黙読でお願いいいっ!
「次、テニサマパンツ」
説明いいって!
みょんみょん!
「それやめてぇ!なんか凄く恥ずかしいんですけどぉ!」
「状態確認ハ基本デス、天界宿木ゴム、ラベルトリトアル綿、黒鳳竜ノ鱗染、サラマンデル、ウィンディーネ、シルフィーナ、ノームゥ各紋章刺繍アリ、絞リ洗イスタート」
「ファーファ!その説明いるっ!?」
バシバシ。
ギュウウウウウウウッ!
「なんか雑じゃね?」
「テニサマノハコレデ十分デス!」
本当かっ!?
「なんだろう……釈然としない!……ん?聖女クルルン?」
「せ、責任取ってくださいね!?ま、魔王キュウガ!」
え?ファーファじゃなくて俺!?
「ど、どんな責任?」
「し、知りませんっ!」
木の枝に並べて干される俺の黒パンツと聖女さまの白パンツ。
「……黒ですか」
「黒です、あまり見ないで下さい」
「魔王キュウガ!あなたもですっ!」
「乾燥モード」
ファーファの周囲に魔法陣が浮かぶ。
ふわり、と熱風が干されている服を包む。
「ファーファ、なんかパワーアップしていない?」
手数が増えているような?
「テニサマ、一度賢者ニナッタ。眷属一同、パワーアップ!」
一度?賢者?
「賢者の魔法位置があるのです」
?
全く分からん。
「魔法位置とは?」
「普通では届かないところに、そうですね……頭上に魔法があると思って下さい」
「ふんふん」
「普段の魔法は手が届きます、ですが賢者クラスは遙か頭上で、手が届きません」
「背伸びしないと、届かない?」
「そうです。ですが、背伸びしているようでは、まだダメなのです。常に手が届かないと賢者級とは言えません」
「でも、その位置に私は一度だけ届いたのですね?」
「……はい、普通は届きません」
「届かない?なんで?」
「膨大な魔力が必要です、そして魔力に頼っては賢者に届きません」
「??」
どうしろと?よく俺、賢者に届いたな?
なにも、考えてもいなかったような?
「それって……?」
「それは」
「それは?」
「それは愛です!」
……は?
「愛ゆえに、掴むことができるのです!」
「わかりません!」
わかんねーよ!聖女クルルン!
なんか危ない聖女さまだな?
まっぱで力説されても、説得力がいまいちと言うか、いや視線と意識がお話しにいかないよっ!
次回サブタイトルは 【第108話】 上昇する渦 の予定です。




