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二週目!泣き虫弱虫魔王さま  作者: MAYAKO


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【第100話】 鈴の音     

こんにちは、投稿です。

 じたばた、と動く。


 さらにぎゅうううううっ!


 いや、だから呼吸が!?

 じたばたと回した手が、聖女クルルンの腰に絡まる。


 うわっ!?


 なに!?この感触!?

 こ、ここは、触ってはいけない聖域では!?

 うう、ごめんなさい聖女様、俺、不謹慎です!癒そうとしてくれているのに!


 鎮まれ!私の心!鎮まれ!私の心音!銀の波動よ!とまれっ!

 いや、その前に呼吸が止まりそうなんですけど!?

 魔力暴走しそう!あと本能も!

 ううっ、彼女を傷つけたくない!こんなに優しい人、まるで女神さまじゃん!


 シャン!と音がした。


『女神』の言葉に反応し、脳裏を過ったのは聖女クルルンではなく、ファーファだった。


 シャン!


 鐘の音?いや鈴だ、窒息による幻覚、幻聴か?


 薄れゆく意識、その脳内でファーファと聖女クルルンが一瞬、重なって見えた。


 とまれ世界!魔力を受け入れろ!


 そうでないと……このまま聖女クルルンのおっぱいで窒息!?

 それってどうよ?


 あ!?


 幻覚だろうか?

 キラキラした綺麗な女性が見える!

 スケスケの大きなカーテン?

 綺麗な布を身に纏って!?

 舞を…………舞姫?女神の舞?幻覚か?


 見とれていると……世界が止まった。


 それとしか言いようがない。


 なんだこの静かさ?

 その止まった世界に、金色の魔力が一滴降ってくる。


 星雲の如き銀の魔力は静かに止まって動かない。


 エンゲージ!


 触れ合った瞬間、目が覚めた。


 どこかで見た風景。

 青い空が見える。

 焼けた大地の匂い。

 そして梅?薔薇?の香り。


 むにむに。


「あっ、あっ、い、いけません!」


 !?


 こ、これ、膝枕だ!

 視線を変えると、胸の谷間が見えた。


 その間から心配そうに私を見ている聖女クルルン。


「あの、大丈夫ですか?」


「ひゃい」


「魔族の血が流れていたのですね、すみません、確認もせず……私達、死んでしまうところでしたね」


 私達?


「動けますか?移動しましょう、ここは危険です」


「え?そうなのですか?」


「はい、邪神の思念が漂っています、ここに現れた魔王と戦ったみたいです」


 あ、それ私ですけど?


 立ち上がろうとすると……うげっ!?か、関節が、節々が!?

 き、筋肉痛!?


「フ……ファーファ……」


 ちょいちょいと手招きする。


「ハイ、テニィサマ!」


 ガチョンガッチョンと歩み寄り、私をサポートするファーファ。


「……ダイジョウブデスカ?」


「世界を止めたのです、体への負担が……私の魔力は強すぎるのです。すみません、慌てて強い治癒魔力を使いましたから……あれは魔族にとっては攻撃です……謝罪します」


次回サブタイトルは 【第101話】 賢者 です。


おお、次回101話!よく続いたもんだ。

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