幸せになる方法
掲載日:2023/01/24
頑張って作りました。
ある所に小さな星があった
少し歩けば見尽くせるような小さな星に
彼は住んでいた。
彼は幸せだった。
あるとき、彼は風が心地よいな、と思った
彼は幸せになった。
あるとき、彼は夢を見た
空に浮かぶ自分の夢だった
彼は幸せになった。
あるとき、彼は息を止めてみた
今までで1番長く止める事ができた
彼は幸せになった。
あるとき、彼は流れ星を見つけた
それは彼が7528番目に見つけた流れ星よりも大きかった
彼は幸せになった。
あるとか、彼は自分の影を見た
彼は自分の影があることを確認して安心した
彼は幸せになった。
あるとき、彼は星の終わりを見た。
4062回目より暗く、76259回目より綺麗ではなく、
207回目より小さな爆発だった
それでも彼は幸せだった。
ある日のことだった。
彼の星に蝶がやってきた
彼は初めて蝶を見た、初めて見る生き物だった。
蝶が止まると彼も止まり、蝶が舞えば彼も舞った
蝶が何を考えているのか分からなかった
彼は幸せだった。
ある日のことだった。
蝶は動かなくなった
蝶から何かが消えたことに 彼は気付いた。
蝶がこれから先、動くことは無いと 彼は悟った。
彼は悲しかった。
彼は動かない蝶を見て考えた
彼には時間があったので考え続けた。
そして彼は不幸になった。
彼が幸せになることはなかった。




