第九十六話
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翌朝、目覚めたルイリは昨日の食器を洗いに厨房から出て食器を洗い、その食器を持って厨房に戻ると起きてきていたヨハンが厨房にいたのである。
そんなヨハンにルイリが、
「ああ、おはよう、ヨハンさん」
と、挨拶をしたのである。
するとその挨拶にヨハンも、
「おはようございます、ルイリさん」
と、挨拶を返し、それから、
「あの女性はどうなりましたか?目が覚めたんですか?」
と、尋ねてきたのであった。
これにルイリは、
「目覚めましたよ。名前や出身地、その他にも色々な話をしましたよ」
と、ヨハンに話したのである。
この返答にヨハンは、
「ふむ、無事に目覚めたんですね。それでは雇うんですか?」
と、ある意味でお決まりになった質問をルイリにぶつけたのであった。
その質問にルイリは、
「…今回はよほどの理由がないとパスかな」
と、答えたのである。
その答えにヨハンは、
「おや、意外ですね。いつも通り見境なく雇うと言うと思ったんですが」
と、さらっと物凄い暴言を吐きながらルイリを見たのである。
その言動にルイリは、
「…私の事なんだと思ってるの?」
と、言ってヨハンを睨んだのだが、ヨハンは、
「………妖怪私の元で働かないか女?」
と、先ほどよりも酷い暴言を口にしたのであった。
これにルイリは、
「…わかった、もういい。もうヨハンさんには何も聞かない」
と、言って厨房から出ていったのである。
ルイリのこの行動にヨハンは、
「…あ、まずい、やりすぎた」
と、思ってそう口にしたのだが時、既に遅しであった。
一方厨房から出ていったルイリはそのまま美胡の部屋に向かったのである。
その途中でアミールや彼女の元部下達に同じくファビオや彼の元部下達とすれ違う事があったがその時にはヨハンの言葉のダメージは感じさせない態度で接した為、アミール達やファビオ達が厨房に行った時に激しく落ち込むヨハンを見て、
「何があった、ヨハン!?」
と、叫ぶ事になったのだが、それはまた別の話である。
そうして美胡の部屋に着いたルイリは部屋の扉をノックして、
「美胡さん、おはようございます。起きてますか?部屋に入っても大丈夫ですか?」
と、言って部屋の中にいるはずの美胡に朝の挨拶と入室の許可を求めたのである。
その言葉に美胡は、
「おはようございます、ルイリさん。入ってきても大丈夫です」
と、ルイリの言葉に答えたのでルイリは、
「それでは失礼します」
と、言って部屋に入っていったのである。
そうしてルイリは、
「改めておはようございます、美胡さん。それで体調の方はどうでしょうか?」
と、美胡に尋ねたのである。
これに美胡は、
「はい、すっかり元気になりました。ですから昨日言った通りに厨房に行こうと思います」
と、答えた為、ルイリは、
「わかりました。それでは一緒に行きましょう」
と、言って美胡を連れて厨房に向かったのである。




