第九十話
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「痛てて…!わかった!やめるから離してくれ!」
ルイリにパンチを止められ、さらに力を込められたファビオはそう言ってルイリに手を離すように頼んだのであった。
それにルイリが、
「はい、離した。みんな仲良くね」
と、言って手を離したのである。
そしてファビオの手を離したルイリは、
「それじゃ再開するけどドルトベルチェ側の話題はこんなもんで良いかな?」
と、全員に問い掛けたのである。
この問い掛けに全員が頷いたのでルイリは続いての話題に移るのであった。
「では次の話題に。次の話題はドルトベルチェへの準備だね。準備というかこれからどうしようかを話し合う場になりそうだけどね」
と、言って全員を見渡して、
「さてみんな、どうしようか?」
と、問い掛けたのである。
これにヨハンが、
「まずは陛下に知らせて援軍を送ってもらうのはどうでしょうか?」
と、提案してきたのである。
この提案にルイリは、
「…援軍ねぇ…確かに考えたけど陛下だよ?そう簡単に援軍を送ってくれるかな…?」
と、不安そうに言ったのである。
そんなルイリにヨハンは続けて、
「ですから陛下に直接伝えるのではなく、まずは殿下に伝えて、殿下から陛下に援軍を派遣するように頼んでもらうというのはいかがでしょうか?」
と、ルイリに追加で提案したのであった。
これにルイリは、
「ああ、殿下経由か…。確かにそれなら陛下でも援軍を送ってくれるだろうね。ただ多用するのは殿下の負担が大きくなるからここぞという時しか使えないけどね…」
と、言ってヨハンの提案に賛成したのである。
この言葉にヨハンは、
「今は間違いなくここぞという時でしょう」
と、ルイリに話したのである。
この言葉にルイリは、
「…まあ…確かにね」
と、言ってヨハンの言葉に続くと、
「それじゃ次は誰が殿下にこれを伝えに行くかだけど…フランクさんかな?」
と、言ってヨハンに尋ねたのである。
これにヨハンも、
「…そうでしょうね。帰ってきてまたすぐ王都に向かってもらう事になりそうですが…」
と、言って賛成したのであった。
そしてルイリは続けて、
「でもヴィクトリアはたぶん無理だろうから、帰ってきたら別の馬に乗り換えて向かってもらう事になるだろうね」
と、言ったのである。
そしてルイリはグレイを見て、
「アジトから馬を連れて帰ってきてたよね?」
と、尋ねたのである。
これにグレイが、
「…ああ。四頭連れて帰ってきた」
と、答えたのである。
これにルイリは、
「そっか、ありがとう。それじゃフランクさんにはその四頭の中から一番いい馬に乗って向かってもらう事にしましょう」
と、言って決めたのであった。




