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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第八十九話

ルイリが放った、ドルトベルチェの戦争は二段階、という言葉にヨハンが、


「二段階…二段階とはどういう事ですか?」


と、ルイリに問い掛けたのである。

これにルイリは、


「うん、まず第一段階はドルトベルチェ側が各国に宣戦布告をして、他国に攻め込んで他国の領土を荒らしながらゴーレムの実戦データを集めて新型ゴーレムを建造、量産体制を確立、そして適当なところで和平をするなり休戦、停戦を行う。これが第一段階になるかな」


と、自身の考えを全員に説明したのである。

するとこの説明にヨハンが、


「なるほど…他国の領土を荒らしたのは復興に時間を掛けさせて他国に次の戦争への準備をさせない為ですね?」


と、ルイリの説明の補足を行ったのである。

ルイリはこの言葉に頷くと、


「そして第二段階が量産出来た新型ゴーレムを大量投入しての各国の本格的な制圧戦。そしてたぶんだけど今回は前回みたいに各国の領土を荒らしたりはしないと思うよ。各国を攻め滅ぼした後は自分達の領土になるんだから」


と、続きの説明を行ったのである。

これに今度はアミールが、


「でも皇帝を変えられたり軍の縮小もさせられただろ?向こうはここまでも予想出来ていたのかい?」


と、ルイリに尋ねたのであった。

これにルイリは、


「たぶんね。もしかすると向こうはそれすら利用したかもしれない。元々どこかのタイミングで帝位を譲ろうとしてたかもしれないし、軍備縮小に至っては各国領土に盗賊や山賊、それに野盗や武装集団としてゴーレムを持たせて送り込むって事までやってるしね」


と、アミールの質問に答えたのであった。

するとルイリのこの答えに今度はファビオが、


「…俺達はゴーレムを貰えなかったぞ?それはどう説明するんだよ?」


と、言ってルイリの考えに噛み付いたのである。

これにルイリは、


「んー…目眩ましと本命とに分けたんじゃない?」


と、答えたのであった。

この答えにファビオが、


「目眩ましと本命ってどういう事だ?」


と、即座に聞き返してきたのでルイリは、


「あからさまに全員にゴーレムを持たせて他国に送り込んだらすぐに気付く人が出てきそうでしょ?だから最初にある程度のゴーレムを持たせて少しずつゴーレムや兵士を増やしていく本命の部隊とほとんど何も持たせずに…それこそ、リストラした目眩ましの部隊とに分けたんじゃないかな?」


と、ファビオ達山賊団を見ながら説明したのであった。

この説明を受けて微妙な顔をしていたファビオ達山賊団に、というよりファビオ一人にアミールが、


「良かったな、目眩まし!」


と、言って物凄く良い笑顔で話してファビオの肩に手を置いたのである。

これにファビオが、


「てめぇ、ぶっ飛ばす!!」


と、絶叫して殴り掛かったのである。

しかしルイリが間に入って、


「身体強化。はい、仲間なんだから二人とも仲良くする」


と、言ってファビオのパンチをあっさりと止めて二人に話し掛けたのであった。

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