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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第八十三話

PV数9000突破の報告が遅れました…(土下座)

皆様ありがとうございます。

まもなく10000PVも達成出来そうなのでこれからも頑張ります!!

一時的に聴力を強化したルイリは早速二人の人間の会話の盗み聞きを始めたのである。

そこでは、


「隊長、チェック項目は残り二つ、ここまでは順調ですね」


「そうだな。…ここまでは、な」


「心配ですか?隊長」


「…まあ、な」


「大丈夫ですよ、いつも通り、無事に終わりますよ」


「…ふふっ、そうだな」


と、言う会話が行われていたのであった。

これにルイリは、


(チェック項目?どういう事?ただの訓練じゃないって事?…それにいつも通りって…?…もう少し詳しく話を聞かせてほしいんだけど…)


と、心の中で話しながら引き続き二人の会話の盗み聞きを行うのであった。


「最終チェックも終了!全項目問題ありません!タイプドライ二十機、納入完了です!」


「ああ、ご苦労だった。本国にはよろしく伝えてくれ」


「了解しました。それでは失礼します、隊長」


「ああ。気を付けてな」


こうして話していた二人の内、一人はすぐにこの場から立ち去っていったのである。

そしてここまでの会話を聞いたルイリは、


(はあ!?タイプドライを二十機!?それも納入って言った!?それに本国によろしくって…あいつらリストラされたんじゃあ…?どういう事?何が起きてるの!?)


と、思わず出しそうになった大声をなんとか食い止めて心の中で叫ぶと、引き続き隊長と呼ばれていた男の観察を行ったのである。

そして少しの間見ていると隊長に近付いていく者がいた。

それをルイリは先ほどまでと同じように盗み聞きをしていったのであった。


「隊長、これで我々の兵力は兵数三百人、ゴーレムは六十機に増強されましたね!」


「うむ、そうだな」


「それで本国はいつ再度の宣戦布告をするんですかね?」


「それはわからん。だが本国ではタイプフィーアの量産体制が整いタイプフュンフの設計と建造が始まっていると聞く。そう考えると再度の宣戦布告もそう遠くないのかもしれんな」


「おお!そうなれば今度こそ連合軍を蹴散らしてドルトベルチェの天下にしなければいけませんな!」


「ふふ、そうだな」


ここまでの会話を盗み聞きしたルイリは、


(兵数三百人にゴーレム六十機!?…それにタイプフィーアの量産に最新鋭機の開発!?さらには再度の宣戦布告!?…ここまでの情報を持ってるって事はこいつらリストラ兵じゃない!!正規軍だ!!…そうか、ドルトベルチェはリストラしてると見せかけて他国の領内に潜伏させてたんだ!!)


と、いうところまで気が付いたのであった。

そしてルイリは、


(これは急いで帰って本気の対策をしないと領内が荒らされるとかいうレベルの被害じゃなくなる!)


と、思ってすぐに帰ることを決意したのであった。

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