第八十一話
「何これ!?この規模はもう砦じゃなくて軽い要塞じゃない!?」
武装集団の砦を見たルイリは驚愕の表情でそう叫んだのである。
また、ファビオ達山賊団メンバーも、
「「「「「「「前見た時より強化されてる…」」」」」」」
と、言って以前よりも防御設備が強化された砦を眺めたのであった。
こうしてしばらく遠くから砦の様子を観察していたルイリは、
「…このまま遠くから見ているだけじゃしっかり偵察出来ないから、ちょっと行ってくる」
と、ファビオ達に告げると要塞と化した砦に近付いていったのである。
これにファビオは、
「一人で行くのか?俺達はどうすればいい?」
と、これからのどう行動すればいいかをルイリに尋ねたのである。
これにルイリは、
「何があるかわかんないから、そうだな、あそこの草むらに隠れててくれるかな?ギリギリまで調べて、無理!ってなったらすぐに逃げてくるから。その時に素早く合流してすぐに全員で逃げられるようにしておいてほしい。頼めるかしら?」
と、話してファビオ達に頼んだのであった。
この言葉にファビオは、
「…マジで一人で行くのかよ…何人かで行ってヤバいってなったら全員がバラバラに逃げた方がよくないか…?」
と、反論したのだが、ルイリは、
「普通ならそうするんだけどね。でも私は身体強化魔法が使えるしゴーレムも最新型のカトルカスタムの私専用機だからね、ヤバいってなったらゴーレムに乗って身体強化魔法も使って一気に逃げるって事が出来るから、下手に大人数で行くよりも安心なのよね」
と、ドヤ顔で説明したのであった。
これにファビオ達は、
「「「「「「「ソウデスカ」」」」」」」
と、棒読みで答えたのであった。
そうしたファビオ達を見たルイリは、
「それじゃ行ってくる。ちゃんと隠れててね?」
と、言うと武装集団が籠城している要塞に侵入を開始したのであった。
この要塞に近付いたルイリが最初に持った感想は、
「…山っていう地形を上手く利用した天然の要塞だな…。これは攻略に時間が掛かるぞ…」
と、いう物であった。
そうしてさらに近付いたルイリは、
「…それにしても見張りがいないな…。まあこっちとしてはありがたいんだけど…」
と、言ってどんどん近付いていき、ついに要塞の入り口である山の入り口に到着したのである。
ここからルイリは、
「…さて…とりあえずこのまま正面突破してみますか…」
と、言って山の中に入って行ったのである。
こうして要塞になった山に入ったルイリは内部構造を見て、
「…人の通り道は綺麗に整備されてるな…それに所々に罠も仕掛けられてるし…まあ解除出来るから良いけど…」
と、言いながらさらに奥に進んでいったのである。




