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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第八十話

ルイリはしばらく頭を抱えていたが、


「…このままここで頭を抱えてても何も解決しないわよね…」


と、呟くと、顔をあげてファビオに、


「…よし、ねぇファビオ、砦にいるっていうのは間違い無いのよね?」


と、尋ねたのである。

これにファビオは、


「ああ。ただ砦も増強してるかもなぁ…」


と、少し自信無さげに答えたのである。

これにルイリは、


「そっか、わかった」


と、短く答えて、この場にいる全員に、


「思っていたよりも深刻な事態になってるっぽいから、昼食を食べ終わったら何人かで武装集団の偵察に行こうと思います。と、言うわけで早速お昼にするわよ!」


と、言ってこれからの予定を説明したのである。

これに全員が、


「「「「「「「わかりました」」」」」」」


と、返事をしたのでルイリは、


「よし、それじゃ早速厨房に行くわよ!」


と、号令をかけて厨房に向かって歩き始めたのである。

この号令にに全員が、


「「「「「「「おー!」」」」」」」


と、応じて厨房に向かったのであった。

そうして厨房に着いたルイリ達は今日の昼食を、食べる人数が増えた事に加え、あまり時間が無い、という二つの理由から再びチャパティミートバーガーとチャパティフィッシュバーガーの二品から好きな方を好きなだけ、という簡単な物にしたのであった。

こうして簡単ではあるが昼食を食べ終えたルイリ達はルイリの、


「それじゃ武装集団の偵察に行こうと思います。メンバーは私とファビオ、それから山賊団員から六名にしようと思います」


と、言う説明で武装集団の偵察に八名で向かう事になったのである。

そして残りのメンバーには、


「残りの人達は館内の掃除と草刈り、それから夕食作りをお願いしたいと思います」


と、ルイリからの指示が出たのであった。

これに居残り組は、


「「「「「「「わかりました…」」」」」」」


と、少し残念そうに返事をしたのであった。

こうして居残り組への指示を終えたルイリはファビオ達に、


「よし、それじゃ早速武装集団の砦に行くけど、ここからどれぐらいの時間で到着するの?」


と、尋ねたのである。

これにファビオが、


「ここからだと歩きで四時間ぐらいか?結構時間が掛かるぞ?」


と、答えたのである。

この返答にルイリは、


「という事は最低でも往復八時間か…これはしっかりとした偵察は難しいかな…?」


と、少し弱気な言葉を口にしたのであった。

こうして武装集団の砦に向かったルイリ達。

向かっている間の四時間に暇だからと始めた雑談で少し距離を縮めた八名は、到着した武装集団の砦を見て、山賊団員は少し驚きの表情を、そしてルイリは驚愕の表情を見せたのである。

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