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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第七十話

それぞれに剣と刀を抜いたファビオとルイリは互いに、


((当たる!))


と、思った距離まで近付くとファビオは上段からロングソードを振り下ろし、ルイリはその一撃をファビオがロングソードを抜いた時と同じようにバックステップで避けるとファビオの右腕を狙って突きを繰り出していった。

その一撃をファビオはロングソードで弾いて外すと再び上段から剣を振り下ろしていったのである。

そしてファビオがこの一撃が、


(当たったー!)


と、思った次の瞬間、ルイリが、


「身体強化!」


と、言って身体強化魔法を使い突きを繰り出した時の勢いそのままにファビオの横を通り抜けるとすぐにファビオの後ろに回り込み、身体強化魔法を解除するとファビオの背中を峰打ちで攻撃したのであった。


「…がっ!!??」


ファビオはその一言を発すると数メートル吹き飛んで地面に突っ伏してしばらく動かなかったのである。

いや、正確に言えば動けなかったのである。

理由は完全に無防備だった背中に身体強化魔法を解除していたとはいえ、ルイリのフルパワーでの一撃をまともに直撃した為に吹き飛ばされた直後から呼吸困難になってしまっていたからである。


「…がはっ…ごほっ…ぐっ…うぅっ…」


苦しそうに咳き込むファビオに近付いたルイリはファビオがその手に持ったロングソードを踏みつけて使えないようにするとファビオが普通に呼吸出来るようになるまで待つと、


「武器戦闘でも私の勝ちじゃないかしら?」


と、ファビオに問い掛けたのであった。

これにファビオは、


「…まだまだこれからだ…。それより魔法は卑怯じゃないか…?」


と、ルイリに話したのである。

この発言にルイリは、


「魔法を使ってはいけないとは言ってなかったでしょ?それを今さら卑怯って言われるのはちょっとねぇ…」


と、言って答えたのである。

そうしてルイリはファビオの呼吸が整ったところでその場から飛び退き、再び瑞穂刀を構えたのであった。

一方のファビオも呼吸が整ったところで立ち上がり、ロングソードを構えて臨戦態勢に入ったのである。

こうして数秒間睨みあったルイリとファビオは、ルイリが先にファビオに駆け出していくとファビオは自身は動かずに近付いてくるルイリを迎撃する形をとったのだった。

こうして攻撃可能な距離に近付いたルイリはファビオに突きの連続攻撃を繰り出していったのである。

これをなんとか受け止めていたファビオであったがルイリが、


「身体強化!」


と、言って身体強化魔法を発動させてパワーとスピードを強化、そのままの一撃でファビオの右肩を貫いたのであった。


「がああぁぁ…!」


ファビオが苦しそうに呻き声をあげる中、ルイリは、


「やっぱり武器戦闘も私の勝ちみたいだね」


と、ファビオに告げたのだった。

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