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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第六十四話

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

「それで相手方はどんな感じですか?」


このようにアミールに尋ねながら野菜炒めにフォークを突き刺したルイリ。

一方のアミールはワインを飲みながら、


「上手く引っ掛かってくれたと思うよ。多分明日にでも仕掛けてくるんじゃないかねぇ?」


と、ルイリに話したのである。

これにルイリは、


「それなら私達も朝から準備しておいた方がいいかしらね?」


と、話してヨハンの方に目を向けたのである。

これにヨハンは、


「また明日も朝から待ち伏せするんですか…」


と、嫌そうな顔をして話したのであった。

そんなヨハンにルイリは、


「明日来るだろう山賊団とその次の武装集団に勝ったらもう待ち伏せもしなくていいだろうから我慢してよ…」


と、話してなだめたのである。

これにヨハンは、


「…はぁ、わかりました。それでは後二回、しっかりと我慢させてもらいます」


と、言ってルイリの言葉を受け入れたのである。

このヨハンの言動にルイリは溜め息を吐きながら、


「…それではヨハンさんが全面的に協力する、と言ってくれたので早速明日の朝の作戦を話しておきましょう。皆近くに…」


と、言って全員を近くに集めると明日の朝の作戦を簡単に説明したのである。

その後は盗賊団メンバーの歓迎パーティーのようになって飲めや歌えやの騒ぎになり、その中でアミールがルイリを誘って飲み明かそうとするもルイリが、


「明日はどう考えても私と山賊団リーダーのゴーレム一騎討ちになるだろうからあんまり飲めそうにないんだよねぇ…」


と、話してワインをグラスに三杯酌み交わしたところでルイリ個人は今日のアルコール摂取を終わらせて食べる方に専念したのであった。

こうしてこの日の夕食を食べ終えたルイリ達はアルコールを摂取した者達はそのままベッドに、アルコールを摂取していない者達は使い終えた食器を洗ってからベッドに向かったのである。

その際に盗賊団メンバーの部屋が一つ足りない、という話になったのだがそこは盗賊団リーダーのアミールが、


「だったらあたいが領主様達と一緒に厨房で寝るよ」


と、言ってルイリ達と一緒に寝る事にしてメンバー全員をベッドで寝かせてあげたのであった。

そうして次の日の朝、若干二日酔いに苦しむ者も現れた中で朝食をチャパティとスープ、ベーコンの炒め物で済ませたルイリ達は早速昨日の夕食の時に話したルイリの作戦決行の準備を始めたのである。

適当な長さの杭を等間隔に打ち込んでいき、同時に長いロープを二本用意して山賊団が襲撃してくるのを全員で待ち構えたのであった。

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