第五十八話
遅くなりました…。
ごめんなさい…。(土下座)
ゴーレムの機体数を予想以上に確保出来そうだとわかったルイリは続けて、
「それでも武装集団との戦いは武装集団のアジトをしっかり偵察してからだね」
と、全員に話して武装集団への対処方の話し合いを終わらせたのであった。
そして続けての話題としてこの領地の現在の状況をアミール達に尋ねていったのである。
「それじゃ多分最後の話題になるかもしれないけど、私の領地って今どうなってるの?赴任したばっかりでなにもわかってないんだよね」
この質問にアミール達は顔を見合わせて、
「……あまり…良くはないなぁ…」
「…何て言うかその…限界集落?みたいのが幾つかあるぐらいで村みたいなのは無いかなぁ…」
「…他にもドルトベルチェとの戦争で最前線だったから土地も荒れ放題だし…」
「…総合すると住民がほぼいない荒れ果てた領地、って事になるかねぇ…」
と、全員が全員答え辛そうに答えたのである。
するとその答えにルイリは、
「…と、いう事は何もない土地を好き勝手に開発しまくって良いって事ね!?最高じゃない!」
と、テンション高く叫んだのである。
これにアミール達は全員揃って、
「「「「「「「…え?」」」」」」」
と、一言発するのがやっとというぐらいに驚かされたのであった。
一方のルイリは驚いているアミール達を置き去りにする勢いで話していったのである。
「いやぁ、ここに赴任ってなった時は元々の住民とあそこは弄って良い、あそこは弄っちゃダメっていうやり取りをする事になるのかって思ってむちゃくちゃ嫌だったんだけど、そもそも住民がいないなら好き放題出来るじゃん!やったー!!」
ルイリは目を輝かせながらこのように話したのであった。
このルイリを見たアミール達は一斉にヨハンを見たのだが、ヨハンも、
「いや、ここで私を見られても…」
と、言って自身も困惑しているんだというような言葉をアミール達に返したのである。
ここでヨハンやアミール達の姿を見たルイリは、
「…あ、ごめんなさい、取り乱しました」
と、言って全員に謝ると続けて、
「話を戻すとこの領地は戦争で荒廃した、住民も少ない王国から放棄されたような土地だと、そういう事ね?」
と、アミール達に確認したのであった。
これにアミール達は、
「そんな感じの領地になるね。…そんな領地だと知ってあれだけ喜ぶ領主様も珍しいと思ったけどね」
「「「「「「「うっす」」」」」」」
と、返答をしたのである。
これにルイリは、
「一回何も無い所からの領地運営っていうのをやってみたかったからね。その夢が叶いそうって事でテンション上がっちゃったのよ。でもこれでやる気が出てきたし、これから頑張るぞ!」
と、言って嬉しそうに笑うのだった。




