第四十九話
「…くっそ…てめえ魔法使いだったのかよ…ずりぃぞ…」
吹き飛ばされたアミールが起き上がりながらルイリを睨み付けてそう言ったのだが、ルイリは、
「殺す以外はなんでもありってルールだったでしょ?ずるくはないわ」
と、言ってアミールに目を向けたのである。
そうして立ち上がったアミールに、
「うん、立ち上がれたわね。一応直撃する時に軽くだけど力は抜いたからね」
と、言って再び刀を構えたのであった。
一方のアミールは、
(あれで力抜いたっていうのかよ…。本気で振り抜かれてたら立てなかったな…)
と、先ほどの一撃の感想を声に出さずに述べたのである。
そしてアミールも短剣を構えたところでルイリが、
「それじゃ行くわよ?」
と、言うと今度は魔法を使わずにルイリからアミールに攻撃を仕掛けたのであった。
まずは先ほどと同じように胴へのなぎ払いを行い、それはアミールが両手の短剣で防ぎ、防がれたルイリはすぐにバックステップで後ろに離れると今度はアミールがルイリを追いかけて左右の短剣でルイリの両腕を狙っていったのである。
その攻撃をルイリは数回刀で受け流し、そのうちの一回を大きく上にはね上げるとルイリ自身はアミールの足に峰打ちを行ったのであった。
ドッ!という鈍い音がして直撃したルイリの刀にアミールは、
「ぐっ!…くう…」
と、いう声を漏らしながら直撃した左足をかばうように蹲ったのである。
そうして蹲ったアミールにルイリは、
「さてどうする?降参するならそれでも良いし続けるならそれでも良い。さあ、どっちを選ぶ?」
と、アミールに問い掛けたのである。
これにアミールは、
「…ナメんなよ…。続けるに決まってんだろ…」
と、言って蹲った状態からルイリを睨み付けたのであった。
そんなアミールにルイリは、
「それなら早く立ってくれないと勝負にならないわよ?」
と、話してアミールに早く立てと言ったのである。
この言葉にアミールは、
「…ああ、そうさせて、もらうよ!」
と、言いながら足元の草や石等を掴んで目眩ましとしてルイリに投げつけたのであった。
しかしルイリはこの目眩ましを、
「身体強化」
と、言って身体強化魔法を使って一瞬で大きく後ろにジャンプして避けると身体強化魔法を続けたまま、今度は一気にアミールに近付いて左腕に峰打ちを食らわせたのである。
「づああぁ!?」
と、叫んで左手の短剣を落としたアミールにルイリは、
「もうやめない?もうどうやっても勝てないでしょ?」
と、言ってアミールに降参するように話し掛けたのである。
しかしアミールは、
「…まだだ…まだ終わってない…!」
と、言って降参を拒否、戦闘続行を選んだのであった。
この選択にルイリは、
「…続けるのはいいけどどうするのよ…?どうやって私に勝つのよ?」
と、言ってアミールを見たのであるが、アミールは、
「…殺す以外はなんでもありって言ったのはあんただからね…こっちも最後の手段を使わせてもらうよ!!」
と、叫び、続けて、
「出ろ、ゴーレム!!」
と、叫んで右腕を掲げたのである。
すると次の瞬間、辺り一面を強い光が照らし、その光が消えた時にはアミールの姿はそこには無く、代わりに全長6.5メートルの人型ロボットの姿があったのである。
と、言う事で作者の趣味は人が乗って動くロボットでした。
この展開が無理だと言う人はごめんなさい。
でもどうしても書きたかったのです…。(土下座)




