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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第四十五話

いつも通り一番早く目を覚ましたルイリは昨日の夕食の時に使った食器を洗いに厨房の外に出たのである。

そこで昨日ヨハンが掘っていた貯水池を改めて見て、


「え、何これ。これをヨハンさんが一人で掘ったの?」


と、言って昨日の夕方にははっきりとはわからなかった作業途中の貯水池を評したのである。


「これ貯水池じゃなくて本気の池作ろうとしてない?大丈夫?」


ルイリはそう言ってヨハンが掘っている途中の貯水池を眺めていたのだが、


「こんな事してる場合じゃないんだった。早く食器を洗わないと…」


と、言って昨日掘られた水路で食器を洗い始めたのである。

そうしてルイリは二十分ほどで洗い物を済ませると厨房に戻って朝食作りの準備に取り掛かったのであった。

そして準備を終えてルイリが朝食作りを始めたて少し時間が経ったタイミングでグレイが厨房にやって来たのである。


「あ、おはよう、グレイ。早かったね。良い天気だよ」


現れたグレイにそう声を掛けたルイリ。

そんなルイリに対してグレイは、


「…あんたもう起きてたのか。だったらあんたの方が早いじゃねえか…」


と、言ってルイリに近付いていったのである。

その行動にルイリが、


「ん?どした、グレイ?」


と、言ってグレイに視線を移したのであった。

一方のグレイはそのままルイリの前まで歩いていき、そしてルイリと二人で話し合ったのである。


「…最終確認だ。本当に十四人全員無事に雇うんだな?」


「ええ、もちろん。間違いなく全員雇います」


「…もし一人でも死ぬような事があったらあんたを殺す」


「心配しなくても約束した通り首をあげるわよ」


「…わかってるんならいい。…話は終わりだ。…飯作ってんだろ?…手伝うよ」


「あら優しい」


「…うるせぇな…手伝い止めちまうぞ?」


「ふふ、ごめんごめん。それじゃそっちの鍋の方を任せるわね」


「…わかった」


こうしてルイリとグレイの二人は互いに一品ずつ作って、完全に主食になったチャパティと合わせて計三品の朝食が出来上がったのである。

そしてその頃にはヨハンとフランクも目を覚ましており、四人揃っての朝食になったのである。

メニューはチャパティと塩漬け魚のソテーと乾物数種の即席スープとなり、四人はそれぞれ料理の味を楽しみながらもこれから起こるかもしれない盗賊団との戦いへの緊張感から全員の会話が少し少ないヒリヒリとした朝食になったのであった。

そうして朝食を食べ終えたルイリ達はそれぞれが使った食器はそれぞれが洗って、その後すぐに階段前広場で盗賊団が襲撃してくるのを待ち構えたのである。

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