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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第四十四話

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

ルイリの言葉にヨハン、フランク、グレイの三人が揃ってルイリの顔を見る。

その三人にルイリは、


「と、言っても明日の予定は一つだけの可能性が高いんだけどね?そうでしょ?グレイ?」


と、話してグレイを見たのである。

そしてルイリは続けて、


「あなたの予想だと明日には盗賊団の残り十四人がここに来るんでしょ?あなたを連れ戻してプラスお金ゲットの為に」


と、グレイに尋ねたのであった。

その質問にグレイが、


「…多分来ると思う。もし明日来なくても数日中には必ず来る。団長がナメられっぱなしで終わるわけが無いからな」


と、話して盗賊団の襲撃は近い将来必ずあると断言したのである。

その言葉を聞いたルイリは、


「決まりね。明日は朝から階段前広場で盗賊団が襲撃してくるまで待つわよ!」


と、ヨハン、フランク、グレイの三人に宣言したのであった。

しかしその言葉を聞いたヨハンは、


「朝から全員が何もせずに待つんですか?誰か一人ぐらいは館の掃除とかをしてもいいのでは?」


と、ルイリに尋ねたのだがルイリは、


「いえ、全員で待つわ」


と、返答して、続けて、


「理由を聞きたいでしょうけど、とりあえず盗賊団が来るまでは聞かないでいてほしいかな。少し考えてる事があるからさ」


と、話してヨハンの意見を退けたのである。

これにヨハンは、


「…わかりました。御領主がそう言うなら御領主の言葉に従いましょう。…ですが作業の遅れはどうするんですか?」


と、話して納得すると同時に全員で待つ事によって館の掃除等の作業が遅れる事への不安の声を上げたのだがルイリは、


「大丈夫大丈夫。十四人も人手が増えるんだから作業は一気に進められるでしょ?」


と、ヨハンとは違い作業の遅れは盗賊団全員を雇えば取り戻せる、という考えを話したのである。

これにヨハンは、


「…それは盗賊団全員を雇えれば、の話でしょう?雇えなかったらどうするんですか?」


と、尋ねたのだがルイリは、


「雇う方法については色々と考えてるから大丈夫。心配しなくても全員まとめて雇って見せるわよ」


と、返答してヨハン言葉を一蹴したのであった。

そしてルイリは、


「他に何かあるかな?無かったらこれで明日の予定の話し合いを終わりにしようと思うんだけど?」


と、話して三人の顔を見渡したのである。

ルイリのこの言葉に三人は、


「「「…特にありません…」」」


と、少し小さい声で返事をしたのであった。

これにルイリは、


「それじゃあ今日の話し合いはこれで終わり。後は明日に備えて早く寝るわよー」


と、話して解散、食器はそのままにしてルイリ、ヨハン、フランクの三人は相変わらず厨房で、グレイはグレイに与えられた個室で寝る事になったのである。

四人はそれぞれぐっすりと眠り、そして夜が明けた。

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