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英雄領主様の奮闘記  作者: 篠原2


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第三十二話

遅れました…。

ごめんなさい…。(土下座)

ヨハンの行動は、ヨハンを羽交い締めにしている訪問者の片足を思い切り踏みつけた、というものだったのである。


「ぎゃああ!!」


足を踏みつけられた訪問者は思わずヨハンを離してしまい、その直後、自由になったヨハンに腕の関節を極められて身動きを封じられてしまったのである。

そして訪問者の一人を拘束したヨハンは拘束した訪問者に、


「甘いですねぇ。人質に取るならこれぐらい身動きがとれないように拘束しないと…」


と、言いながら訪問者の一人を完全に制圧したのであった。

その光景に何が起きたのか理解するのが遅れた残りの訪問者達。

その隙を付く形でルイリが、


「跳ねろ、ヴィクトリア!!」


と、叫び、その声に反応したヴィクトリアが激しく嘶きながら後ろ足二本で立ち上がったのである。

その瞬間、ルイリはヴィクトリアの鐙に足を掛けて一気にヴィクトリアの背に掛け上がると、


「身体強化魔法発動!」


と、言って魔法を使い自身の身体能力を引き上げたところでヴィクトリアの背の鞍を踏み台にする形で高く飛び上がったのである。

そして訪問者達が気付いた時にはルイリの姿は領主館の三階に近い高さにあり、しかも弓に矢をつがえて発射態勢に入っている、というものになっていたのだった。


「「「「「…え?」」」」」


すでに上空で攻撃態勢になっているルイリにただ一言を発するだけしか出来る事がなかった訪問者達。

その訪問者達にルイリの矢が放たれたのである。


「ぐわっ!?」


第一射で狙われた男は武器であるナイフを持っている右腕に矢の直撃を受けてナイフを落としたのである。

しかしルイリはそんな事には見向きもせずに口に咥えていた残り四本の矢の内の一本を弓につがえると二人目のナイフを持っている腕を正確に射抜いて二人目のナイフも落とさせるとそのまま三人目、四人目、五人目と次々に命中させてナイフを落とさせていったのであった。

こうしてルイリが矢を射ち終えて着地した時には訪問者達は全員がナイフを落とし、射抜かれた腕をもう片方の腕で押さえている状態だったのである。

その状況を見たルイリは訪問者達に、


「形勢逆転だね。こっちは人質がいるしそっちはナイフ持てないでしょ?諦めてもらいましょうか?」


と、弓矢を構えながら話し掛けたのであった。

この状況に訪問者達は、


「…しょうがねぇ、逃げるぞ!!」


と、叫んで懐から何かを取り出して思い切り地面に叩き付けたのである。

すると叩き付けた何かから凄まじい勢いで大量の煙か発生、ルイリ達の視界を遮ったのであった。


「煙幕!?」


ルイリがそう言った時には辺り一面が煙に覆われてしまっていたのである。

そうして煙が晴れた時にはもう訪問者達の姿は無くなっていたのであった。


「煙幕とはね…。そんな物まで用意してたか」


さっきまで訪問者達がいた場所を見ながら呟くルイリ。

そしてルイリは続けて、


「まあいいや、捕虜が一人出来たからね」


と、そう言ってヨハンが拘束している訪問者に目を向けたのであった。

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