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俺と幼馴染の青春日和  作者: 赤助
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第三話 新クラス

俺達が学校に着くと、昇降口の前の掲示板に大勢の生徒が群がっていた。

俺達が通う華斗咲学園(かとさきがくえん)では、新クラスが書かれている紙を昇降口前の掲示板に全学年分を貼り出すスタイルだ。

ちなみに、うちの学校は一学年6クラスずつで構成されている。


「相変わらずシュールな光景だな。まるで餌に群がる鯉のようだ。」

俺がそう言うと、蓮が即座に反論した。

「いや年に一回のクラス替えだぜ?そりゃ盛り上がるのも仕方ないだろ」


キーンコーンカーンコーン


始業五分前のチャイムが響き渡ると、掲示板の前の人集りは四分の1程度まで減った。

「いまのうちにさっさと見て教室入ろうぜ」


俺達は掲示板の前に行くと、二学年の欄を凝視し始めた。

「えーっと片山‥‥あった。俺四組だ」

「奇遇だな!俺も四組だ!」

蓮が嬉しそうな声をあげて自分の拳を突き出してくる。

俺もそれに反応するように即座に自分の拳を蓮の拳にぶつけた。


いわゆるグータッチってやつだ。


そんな感じで俺と蓮が喜びを分かち合っていると、隣からどんよりとしたオーラを感じた。


「天音は何組だった?」

「わたし…さん…くみ。」

俺の目の前には今にも泣き出しそうな悲しげな顔をした天音が虚無の雰囲気を醸し出していた。

今までクラスが離れたことがないから、天音にとっては相当不安なことなのかも知れない。


「やっべ!あと二分で始業だぞ」

そう言って蓮が走り出したので俺も釣られて走り出しそうになったが、天音へのフォローを忘れない。


俺は天音に向かって親指を立てた。

グッドラック、ご武運を。


それから俺もすぐに走り出し、天音も渋々小走りで教室に向かった。


始業まで30秒で教室に入った俺と蓮は新クラスで早々に注目を浴びてしまったが、天音は今頃それを一人で体験してるだろうから文句は言えない。


そんなこんなで俺の新しい生活が幕を開けるのだった。


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