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第9話 ダンジョンに行ってみる……②

 あれから4層目まで順調に攻略することが出来た祐樹とゴブ一、ゴブ次、ゴブ三郎はレベルアップをして少しは強くなった。


 名前 如月 祐樹 

 種族 人間 

 レベル 12

 HP  85

 MP  60

 物攻 75

 魔攻 40

 防御 50

 スキル

 棍棒術Lv.1 鑑定Lv.1 計算Lv.5 


 ユニークスキル

 魔物収集家Lv.1


 名前 ゴブ一、ゴブ次、ゴブ三郎 

 種族 ゴブリン

 レベル 9

 HP  40

 MP  0

 物攻 28

 魔攻 0

 防御 20

 スキル

 棍棒術Lv.1


 俺はレベルも4上がりゴブリン相手で負ける心配もなくなった。ゴブ一、ゴブ次、ゴブ三郎達もこのダンジョンで襲い掛かって来るゴブリンに比べて動きも良くなり召喚した頃より強くなった。


 そして、第5階層に到達すると木製の扉が見えた。後ろで待機しているゴブリンたちの様子を見るとやる気十分という感じだった。


「ゴブ一、ゴブ次、ゴブ三郎次はボス部屋だけどやれるか?」


『ゴブ、ゴブゴブ!』『ゴブ!』『ゴーブ!』


「よし、ドア開けるぞ」

 中に入ると噂通りホブゴブリンがいた。ホブゴブリンは敵の侵入に気づき襲い掛かってきた。だが、進化種といえども所詮はゴブリンだ。大したことない。


 種族 ホブゴブリン

 レベル 10

 HP  45

 MP  0

 物攻 32

 魔攻 0

 防御 23

 スキル

 棍棒術Lv.1


「ゴブ一、ゴブ次は左側から敵に気を引き付けろ、ゴブ三郎は俺と一緒に右側からあいつを倒すぞ!」


 ホブゴブリンは頭が良くない。俺たちが二手に分かれたことでどちらの相手をしていいのかわからず立ち止まって左右を見て戸惑っていた。そして、隙だらけのホブゴブリンの首を祐樹が刎ねる。

 致命傷のダメージを受けたホブゴブリンは消滅してドロップアイテムとボス撃破報酬の宝箱と脱出用の転移魔法陣が残った。ドロップアイテムはレアドロップのホブゴブリンの睾丸、魔石、宝箱の中身は下級ポーションが3本だった。これらの品をカバンに仕舞いダンジョンを後にした。

 その後、冒険者ギルド買取所にドロップ品を持ち込んだところ、ゴブリンの耳16個が800円、F級の魔石20個が2000円、E級の魔石が1個200円、睾丸が600円の合計3600円が手元に入った。


「まぁ、ランクが低く同じ物が沢山出回っていると安くなるのは当たり前だしな。次はもっと稼げるところでも挑戦しよ」

 低級の魔物から手に入る魔石やドロップアイテムの買い取り額は高くない。需要よりも供給が多いため、価値はそこまで高くならないのだ。だからより稼ぎたいのであれば強くなって深層に潜るほかない。

 因みにゴブリンの睾丸は精力剤として役立つらしい。睾丸=精力剤は王道だなっと祐樹は感じたのはここだけの話である。


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