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第0話 変革

 2021年8月下旬


 日本人は何気ない普段通りの日常を送っていた。だが、この日を境に日本は大きく変化することになる。

 突然、日本全国で突発的な大地震が発生した。その揺れは震度5強。全国で同じ震度を記録したのだ。

 気象庁はすぐに速報を発表したが、国民は全国が震源地不明の地震であったことに天変地異、何かが起こる前触れなどネット上では荒れに荒れた。だが、異変はすぐに表れた。ことの発端は東京駅1Fで撮影された動画であった。


「おい、あれなんだと思う?」

 とある若者が友達に指をさした先にいたのは。薄緑色の肌をした130㎝ぐらいの小さな人であった。ボロボロな布を腰に巻き、手には錆びた剣が握られていた。その緑色の存在は辺りをきょろきょろと見渡し警戒しているようだ。


「何かの撮影かな?異世界物のアニメとか流行ってるし」

 周囲にいた誰もが良くできたコスプレだな程度にしか感じていなかった。そして、誰かが呼んだ警備員のおじさんがやって来た。


「皆さんどいてください!ここに迷子と思われる子供がいると聞いたのですが?」

 おじさんは群衆をかき分け子供と思われる存在に近寄った。


「君はお父さんとお母さんとはぐれてしまったのかい?」

 緑色の子供はその問いかけには答えず首をかしげる。それは一瞬の事だった……。緑色の子供が突然おじさんの胸に剣を突き刺した。おじさんは胸から赤い血をブシャーっと噴き出しながら地面に倒れる。


 きゃゃゃゃーーーーーーーー


 皆はこれが夢ではなく現実だと分かり悲鳴を上げながら一斉に逃げ出した。そして、あちこちで悲鳴が聞こえ緑色の子供や、豚みたいな顔の小太り男に槍で貫かれている人がいたりと、まさに地獄絵図であった。その後、警察により東京駅近辺は封鎖され物々しい雰囲気になった。この映像は直ぐにニュースとなり全国に知れ渡った。


 その後、自衛隊が未確認生物をせん滅するために侵入したのだが、問題が発生した。拳銃といった銃器がうんともすんとも言わなかったのだ。これにより警官隊一時は撤退することになった。だが、検証を重ねたところ刀や斧、弓などの近代兵器以外はダンジョン内で使えることが判明したことで攻略が進められた。


 警官隊は魔物を倒したときに現れた謎の石と剣、薬品を回収し脱出して研究機関に回したところ傷を治すポーションだということが分かった。剣は普通の鉄製の物だった。魔物から取れた謎の石(魔石)はエネルギーの塊だということが判明したことで、政府は環境を破壊しない新たなエネルギーとして注目した。


 問題はこれだけでは終わらなかった。日本全国色々なところでダンジョンが発見されることとなり警察と自衛隊だけでは手が回らなくなってしまったのだ。

カクヨムの連載が進んでいるので続きが気になる方はそちらをご覧ください。

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