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2/6

2話

本日2話目です

短めです


「……とりあえずステータスポイントとスキルポイントだけ振っちゃいますか」


一度話を整理しようと自分に言い聞かせる。

別に現実逃避じゃないからね!?

――――――――――――――――――――――――

シャープ Lv1 EXP0/100%  クラス:剣士

ステータス

HP 5/10(初期10)

MP 5/10(初期10)

ATK 7(初期5、装備2)

MAT 5(初期5)

DEF 12(初期2、装備8、セットボーナス2)

MDF 8(初期2、装備4、セットボーナス2)

AGI 4(初期5、銅の剣-1)

ステータスポイント(10)

スキル

無し

スキルポイント(10)

――――――――――――――――――――――――


「……今度はHPまでガッツリ減ってるね。さっきの冷たい視線のダメージかな?もうすでに街の中で死にそうなんだけど。まあ、自然に回復するし、気を取り直してポイント振っていきますか!」


――――――――――――――――――――――――

シャープ Lv1 EXP0/100%   クラス:剣士

ステータス 

HP 10/10(初期10)

MP 10/10(初期10)

ATK 17(初期15、装備2)

MAT 5(初期5)

DEF 12(初期2、装備8、セットボーナス2)

MDF 8(初期2、装備4、セットボーナス2)

AGI 4(初期5、銅の剣-1)

ステータスポイント(0)

スキル

鑑定 Lv1/10 EXP0/100% 消費MP1

[対象の効果を確認できる。レベルアップでテキストが詳しく表示される]

集中 Lv1/10 EXP0/100% 消費MP0 (パッシブ)

[戦闘中に確率で対象にクリティカルダメージを与える。非戦闘中ではある程度の冷静さを確保できる。レベルアップで効果が上がる]

スラッシュ Lv1/10 EXP0/100% 消費MP5

[対象に(ATK+Lv)×2の攻撃力の物理ダメージを与える]

スキルポイント(0)

――――――――――――――――――――――――

もちろんステータスはATKに全振り、さらにスキルポイント2で集中、3で鑑定、5でスラッシュのスキルを取った。

え?脳筋?……知らんな。


「よし、できt……っ!」


ひとしきりポイントを振り切った俺は達成感のあまり思わず叫びそうになったが突如口が塞がれたように声が出なくなった。


「……なるほど、これが集中の効果ね。俺にとってはかなりありがたいけど、普通の人でこれ使う人いるのかなぁ?」


思わぬ形で集中のスキルの効果を体験した俺は、次に鑑定のスキルの効果を確認する。

手に石を持ってみると、視界の中央に

[鑑定しますか?]と文字が浮かんだ。

YESを押すと、石の説明テキストが表示された。

――――――――――――――――――――――――

[鑑定結果]

石(小)

石。

――――――――――――――――――――――――


「……なんかテキスト雑じゃない?レベルが上がったらもっと表示されるのかな?スラッシュも確認したいけど、外に出られないからとりあえず保留かな…さてと」


一区切りついたところで本題のマップの件について考える。


「問題はマップなんだよねー。地図屋とかあるのかな?まあ、この街の地図も持ってないから、どこにあるか分からないんだけどっ!」


再びあの後悔に苛まれそうになったが、集中のスキルで今度は思考を停止させられた。


「……これ便利だけどちょっと強引過ぎない?まあ、そんなことはどうでもいいんだけどっ!」


思わずため息をつく。


「こうなったら、最後の手段しかないかぁ……」


最後の手段?決まっている。

地図屋があるかわからないなら、自分で地形を覚えればいい。

そうすれば地図なんていらないっ!

ん?人に聞けばいい?……知らんな。

第一、俺は極度のコミュ障だ。

知らない人に聞くなんて超高度な芸当なんてできるはずがない。

え?警護兵はAIだって?……知らんな。

このリアリティだと、全てが本物の人に見えて、その理屈は通用しない。少なくとも俺にはね。

こうして『地獄のマップ暗記の旅』が始まった。

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