異世界結婚
スーパーアスリートであった異世界とスーパーエリート医学部であった異世界が結婚した。
スーパーアスリート異世界「どんな子供が産まれるかなぁ?楽しみだね!あなた!」
スーパーエリート異世界「あぁ!ハニー!きっと神童にきまってるぜ!」
スーパーアスリート異世界「だなぁ!だって私たちの子供なのだもん!」
次の日、子供は産まれました。
異世界赤ちゃん「んぎゃー!んぎゃー!おぎゃー!」
異世界赤ちゃんは、すくすく育つと他の異世界赤ちゃんよりも優秀に育ちました。
しかし、神は二物を与えなかった。
アスリート異世界赤ちゃんは、体が弱かったのだ。
異世界赤ちゃんにいる抗体という村人が弱すぎたのだ。
そのため、魔王軍の勢力が強まっていたのだ。
アスリート異世界赤ちゃんの父は焦った。
しかし、医学会の最強と言われた父は、ある薬物を我が子に与えた。
それはそれは禁断の果実のような薬物で....。
その名も、転移(transitions)ウィルス(Virus)。
通称、T Virusというものだ。
すぐに魔王軍を抑えるために注射を打った。
その転移ウィルスというものを打つと、他の異世界から最強と言われる魔族、部族、一族、戦士などを一つ強制転移させることが出来る。
ただ、適応能力がないと転移させた人物の能力値分だけ、魔王軍の能力が乗算されてしまい、異世界自体が崩壊してしまう可能性がでてくる。
しかし、猶予はなかった....。
父は、我が子を助けるために注射をうったのだ。
数時間たっただろうか....。
我が子の状態が更に悪化した。
魔王軍の勢力が弱まったが、強制転移させたことによる副作用で、最強戦士たちが癌化してしまったのだ。
最強戦士が調子に乗りすぎた為、村人達を奴隷化させてしまったのだ。
顕微鏡で我が子の体を見守る父は、ワクチンを投与することにした。
そのワクチンとは、最強戦士を強制転生させる
転生(reincarnation)ワクチン(vaccine)。
その効果は絶大だが、転生させた最強戦士は、頭脳が幼稚化、精神が不透明化してしまうのだ。
それは、異世界自体にも反映されてしまうのという副作用もあるという意味だ。
それにより我が子は、なんとか一命を取り留めたが、幼稚化してしまった。
我が子は、精神崩壊と自我崩壊というR化を起こしてしまったのだ。
そして、強烈な新陳代謝により、異世界赤ちゃんは、
超新星爆発を起こして、この世を去りました。
父、母は、それを教訓に、全メディアに不用意な強制転移は辞めさせるようにと、制裁運動活動を始めたのでした。