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実録!スカウト日誌
スカウト、それは街に生きる狩人である
「そおっすね、あの子に声を掛けたのは・・
まぁ手当たり次第の一環というか、数打ちゃ当たれというか
大人しそうで声は掛けやすかったし
正直向いてそうとは思わなかったけど、暇でちょっと寂しそうにも見えたし
で、誘ってみたら黙って相槌打ちながらじーっと話聞いてくれて・・
で、最初のときは『ちょっと自信なくて』とか『考えとく』みたいな感じであぁ断られたかな、と思ったんだけど、別の日もう一回誘ってみたら
『私でもいいの?』『ホントにいいのかな?』って
『お!これは!?』と
で、見学に来てもらって、先輩たちの歓迎受けて、体験でも自信付けて貰って・・そしてスカウト成功!
全然上手いワケじゃないけど、今人数少ないしあの子真面目で礼儀正しいしミーティングもちゃんと参加するし
それにね、ほぼ喋らないけどバカ話にも一応混じって楽しそうに笑ったりするんだよ
掘り出しモンやったね」
〜彼女をバレー部に勧誘した女子Cへのインタビューより〜