表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[200文字小説]   作者: 少々
6/27

木の匙

胡桃の匙が落ちた。


からんからん、からん、


そして、静寂。


手を伸ばしたら、落ちたカトラリーからひょっこりと根が出て、床にむずむず潜っていった。


そして、あっという間に小さな木が生えた。


呼吸をするよう枝葉を伸ばし、大きく太くなっていく。


ちょっと枝をつかんだら、そのまま体が宙に浮いて、一緒に空に近づいていく。


どんどんどんどん伸びていき、もう隣町が見えている。


ここは大木が生えた小さな家。


僕はそこから町を見る。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ