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俺の日常生活!  作者:
2/2

2日目:日常

トイレの工事も終わり、またいつもの学校生活が始まった。




―現在休み時間


「なぁ、次何の授業だっけ?」


俺は隣の席に座っている佐藤さとう 皆無かいむに聞いた。


「え〜と、数学じゃないか?」


「おぉそうか、わかった。」


数学なら寝てられるな…


?あぁ、皆無か?コイツは俺の中学時代からの知り合いだ。顔は意外と普通で、身長は俺より5センチくらい小さい。当然髪は染めてない。いわゆる真面目君だな。



キンコーンカンコーン


あ、始まったか…この時間がま〜た長いんだよなぁ〜

…あ、ついでに今2時間目だ。







今、先生が出席確認してる。


「え〜、佐藤…は休みだな。」


…あれ?皆無って、さっきいたよな。帰ったのか?


「先生、俺いますよ!」


あ、いたし!


「あ!スマンスマン、あまりにも陰が薄かったんでつい…な。」


いや、それはヒドイだろ!仮にもお前先生だろーが!!まぁ、俺も気付かなかったけど…















――う〜ん…は!

ヤベー、今俺完全に寝てたよ…


「あ、やっと起きたー!」


あれ?何で愛理が俺の教室にいるんだ?コイツ3組だろ?

ちなみにこの学校は6組まであって、それぞれに40人くらい居るんだよ。もちろん生徒がな。で、俺は4組だ。


…つーか今何時だ?


「……4時!?」


「何ビックリしてんの?アタシ変?」


知るかぁぁぁあ!つーか4時!?って驚いたのになんでお前の事になってんだよ!!


「ふぅ…帰るか。」


「え?無視ですか!?…ちょ、待ってー!置いてかないでよぉ〜!!」







―で、今俺たちは二人で帰り道を歩いているとこ。

大通りなんで車が結構走ってるな…



「…じゃあ陣は2時間目からずっと寝てたの!?」


「あぁ。」


「うわ〜、お前何しに来たんだよ。」


…!?今スゴい言い方しなかったか?


「お前どんなキャラだよ…」


「さぁ?表現できないキャラなのさ♪」


何コイツ……


「あ、そーいえば今日陣の席のガラス割れたよね?」


「俺、知らねーぞ?」


…そーいえばガラス割れてたかも。

あ、ついでに俺の席は廊下側(いわゆる端だな)の前から三番目なんだ。で、一番前と一番後ろにドアがあるだろ?その間は壁かと思いきや、ガラスなんだよ。と言っても、机の高さより上の部分だけだがな。ガラスも透明のやつじゃく、軽く曇ってる感じのだ。


「…寝てても気付くでしょ?普通。」


「わからなかった…」


「アホ?」


ぐはぁ!これは普通にキツイぞ…。


「まぁ良いわ。どうせ陣の事だからガラス刺さってても大丈夫だしね♪」


「俺はゾンビか?」


「…似てるかも。」


ふざけんな!







お〜、この地獄からやっと救われるぞ!

何故なら俺ん家とコイツん家はこの別れ道で別れてるからさ♪


「じゃ、アタシこっちだから。」


「おう、また明日な。」


「うん、じゃーねぇ♪」


そう言って愛理は走って帰って行った…あ!コケた!


「………」


いや、そんな泣きそうな顔でこっち見られても困るぞ…







―自宅


「よっしゃー!無事生還したぜぇ♪」


明日もこんなだと思うと憂鬱だなぁ…




ピンポーン


インターホン?誰だよこんな時間に…


ピンポーン


「はいはい、出ますよ。」


ピンポーン、ピンポ、ピン、ピピ、ピンポーン


「うるせぇぇぇえ!」


俺はドアまでダッシュし、ドアを蹴り開けた。


「げふぅ!」


……!?


「か、皆無!何してんだお前?」


「お、お前に届けも…」


ガクッ


皆無ーーー!!






しばらくして…


「はっ!…ここは俺の部屋?」


「俺の部屋だバカ。」


「あれ?なんで陣…は!陣お前な〜、普通にドア開けろよなぁ!!」


「いや、お前がインターホンで遊ぶからだろ。」


と、こんな感じの会話が数分続いた。




「…で、その届けものってなんだ?」


「あぁ、これだよ。」


皆無は懐から手紙を出した。つーかなんで懐から?いやまず、何でお前が俺宛ての手紙を持ってんだ?…まぁ良いか。

え〜っと、誰からだ?

……親父!?


「おい皆無、これどうしたんだ!?」


「なんか帰り道に、変な帽子かぶったオッサンに陣の事知ってるか?って聞かれて、知ってるって答えたらこれを陣に届けてくれって言われて届けに来たんだよ。」


変な帽子…まさか…


「それどんな帽子だった?」


「何故か白黒の縞模様しまもようで、妙に長いトンガリ帽子だった。」


それ絶対親父だーーー!!

何故ならあのオッサンは帽子マニアだからな。

てか、普通に会いに来いよぉぉお!!

俺より帽子か?帽子なのかこのヤロォォォオ!!



ふぅ…とりあえず手紙読んでみるか…



――親愛なる息子・陣へ


(何かキモイ!)


今日こっちへ一時的に帰って来たんだが、何か用事ができたんで家に帰れなかった。


(何かってテキトーすぎだろ!)


じゃあ父さんは帽子探しで忙しいからこの辺で。


(やっぱり俺より帽子なのか!?)


風見 才蔵さいぞうより。



PS.追伸


(いや追伸いらないから!PSだけでオッケーだから!)


母さんには出張と言ってきた。帽子探しって言うとうるさいからな。


(完全にダメ男だな…)


…うん、やっぱ日本の帽子は良いよな♪


(いや知らねーよ!)






ビリッ!


「えー!?なんで破るの!?」


「破りたくもなるさ。」


「…いったいどんな内用だったんだろ。」






その後俺は皆無を見送り、部屋へ戻った。


「…ん?これホッカイロ…だよな?しかもココって…皆無がいた場所じゃん…」






………






はぁ……






アホばっか。

ガラスの事件は実際にありました。体育の授業中に…(^^;

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