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第28話:世界一の大富豪は課税されない

睡眠勇者をお手に取って頂きありがとうございます!本作品は基本的に1日3話投稿で7:10、11:10、18:10になっております。それでは、睡眠勇者夢一郎もといはレイズの冒険を読んで頂ければ幸いです!

第28話:世界一の大富豪は課税されない

大浴場には蓮の花が浮かべてあり、本で見たお寺の総本山の池のような浴場や壷湯、サウナらしきものもあり、驚きに溢れていた。

3人で身体を洗い終わると、大きな壺に3人で入り、真ん中に蓮の花を浮かべて今後について話し合う。

「僕としては明日王様と謁見して命と奇跡の花を手に入れる。あるいは手に入れる方法を貰いたいと思う」

「俺は賛成だな」

「僕も異論は無いかな〜。そう言えば飛行船に乗ってた時に世界防衛軍の方と2人とも話してたじゃーん?」

「「そうだね」」

「実は僕、世界防衛軍の予備決戦兵員なんだよねー」

ラオスはため息を吐き、僕は冗談だと思い苦笑する。

「2人とも信じてないなー?僕は一応四大奇跡魔法を使えて吸血魔剣士の剣術なら上位10位以内に入る吸血鬼だよ?」

言われてみればそうだ。4家しか使えない魔法と先程の路地裏での剣術。防衛軍が欲しがらないわけが無い。

「アイランズ卿とはお会いしたのか?」

ラオスが知らない人の名前を出す。話の脈絡的に世界防衛軍の幹部だろうか?

「もっちろん〜だよ〜。金払いが良くて僕の家系を防衛軍の主力取引先認定してくれて、一緒に朝まで飲み明かしたよ〜」

「アイランズ卿って誰?」

僕の質問にラオスが答える。

「世界最大の金持ちで世界防衛軍枢機委員会会長兼財務大元帥だ。あいつはやべぇよ。お父様とパーティーで1度だけお顔を拝見させてもらったが優しい見た目だが内心は何か違うと感じた」

「へぇ〜どれくらいお金持ちなの?」

「個人で20隻の蒸気戦艦と輸送艦を所持しながら、世界防衛軍の主力戦力5万名と個人で雇った傭兵2万名、無数の武器を購入及び維持するレベルだ」

僕は呆気に取られ、何をすればそんなに稼げれるのか聞いてみる。

「俺も詳しく知らんが蒸気機関の独占的な著作権と鉄道及び飛行船の運用に関する国際本部での収益、個人傭兵による民間のクエスト受注による利益とかとにかくなんでも屋だ。総資産は50京ルドシアらしい」

「あと忘れちゃいけないのが世界防衛軍を株式化させて保有者には金額に応じた護衛の提供やクエスト受注も忘れちゃいけないよ〜その株価の利益の4割が彼の懐に入るからね」

なるほど。近代産業化による利益独占と見た。だけど1人でそんなにお金を持っていたら扱いに苦労しないのだろうか。

「税金とかどうしてるんだろうね」

「彼の資産及び利益は非課税だよ〜」

ラインハルトさんがとんでもない事を口にする。それってあの天文学的数字の資産に一切の税金がかかってないだと!?

僕は落ち着きながら理由を尋ねる。50京ルドシアに課税されないのはマズイだろう……パラグレス王国の庶民3兆年分の年収だぞ……

「課税したら株式購入権の剥奪とクエスト受注の停止の権限で脅してるね〜」

まさか国家を脅すとは……絶対に敵に回したくない人間だなぁ。

「話も終わったし、そろそろ風呂から出ようぜ。俺はもうのぼせちゃったよ」

「そうだね、ライラも待ってるだろうし」

「もしかしたら隣の女湯に入ってるかもよ〜?覗いちゃおうよ〜」

僕はラインハルトさんの頭を引っぱたき、二度とそういう発言はしないように。と言い聞かせ、脱衣場へと向かう。

着替えが終わり、聖水を出すことが出来るウォーターサーバーのような機械から冷水を飲み、廊下へ出るとライラとあの時の氷の女王と呼ばれた勇者が話をしていた。互いの表情から穏やかじゃないのは明らかだ。

「ライラに手を出すな!」

女勇者がこちらを睨み、反応する。

「ほーう、レイズとやら彼女を守りに来たのか?」

「やめろ!レイズ!私と彼女は……」

僕は白薔薇の剣を抜剣しようと彼女の瞳を見る。そして引き抜く。1秒経つか経たないかで次の一撃を加える……そのはずだった。

「身体が……動かない……」

「ライラ、彼の唇は貰うぞ」

「ま、待て!」

唇を貰うだと?切り落とす気か……!?え……これは直視し難い現実として僕はあの冷酷な女勇者とキスをしていた。

「ふぅ……可愛いな。ライラに嫌気が差したらうちに来い。そこのラインハルトに嫌気が差した時でもいいぞ」

ラインハルトさんも怒りを抑えてるようだった。彼女が立ち去ると身体が動くようになる。

「あれは……」

「彼女の片目は義眼で氷止の魔眼だね」

ラインハルトさんが簡潔にまとめてくれる。

「ライラ……ごめん……僕は……弱かった……」

「私こそ話していた理由を言うのが遅くなって悪かった……実は彼女は従姉妹なんだ。お父様の伯父さんの娘で昔よく年始めのパーティーで遊んだ仲だ。久しぶりに会ったからちょっと話をしていたわけで……」

僕の気が短い事で大切なライラに迷惑をかけてしまった。それが申し訳なく、そのまま僕らレイズパーティは晩飯へと向かう。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!ご拝読お疲れ様です!1日3話というスケジューリングなので前書きも後書きもテンプレートなのをご容赦ください。

これからも睡眠勇者をよろしくお願いいたします!レビューや評価も面白ければお気軽にして頂けると励みになります!

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