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第22話:銘刀と名誉のプレゼント

睡眠勇者をお手に取って頂きありがとうございます!本作品は基本的に1日3話投稿で7:10、11:10、18:10になっております。それでは、睡眠勇者夢一郎もといはレイズの冒険を読んで頂ければ幸いです!

第22話:銘刀と名誉のプレゼント

ドアを3回ノックし、レイズだ。と言うとラインハルトさんが扉を開ける。

「おかえり〜もう、ライラ様は大変だったよ……レイズ君にはもう彼女にお酒飲ませないでほしいなぁ……あ、君はラオス勇者かな〜?」

「聞いているぞ奇跡の魔法吸血一族。ラインハルト、俺はレイズに負けたが仲間になる機会を与えられた。よろしく頼む」

「大歓迎だよ〜!ライラ様は今お眠り中だから地下酒場で待ってるって置き手紙書いておくね。じゃないとレイズ君が大変だから」

ラオスの顔が歪む。ラインハルトさんの最後の一言が気になるようだ。

「実は……」

先日の話をするとラオスは納得する。どうやら彼にも経験があるらしく、ウムウムと頷いていた。

そして男3人で地下酒場に行くと店主が早速カクテルを3杯分用意してくれていた。

「レイズ様、ラインハルト様、ラオス様お待ちしておりました。ラオス様、レイズ様の強さはいかほどでしたか?」

ラオスは少しの苦笑を見せて、ため息を吐くと一言。

「一撃も与えられなかったよ」

「それは大変でしたね。ですが新しい出会いもあったようで何よりです」

ラオスは高笑いと共に「全くその通りだ。良い勇者に出会えたよ」と答え、席に座る。

そして3人で雑談していると僕は一つ気になることがあった。

「ラインハルトさんって酔わないの?」

「ん〜?吸血鬼は大体酔いにくいからウィスキー1リットルとか平気だよ」

なんていう酒豪なんだ。僕は驚きながらチビチビとカクテルを飲む。一方でラオスはガンガンとビールを飲んでいる。

「ラインハルトさん、例のものは届いた?」

「うん、あと10分程度で届くみたいだよ〜だけどさぁあのライラ様に刀を使わせるとはどういう事だい?」

「西洋剣としての性質を持つ両刃と日本刀という武器としての抜刀と強度に着目したんだ。慣れるには時間がかかるかもしれないけど彼女には色々な武器を研究して、戦略策定の補佐も任せたいと思ってるからね」

ラインハルトさんはなるほどなるほど。と言いながら今度はテキーラを頼み、ラオスは何か疑問に思ったようだ。

「なぁ、レイズ。ライラ嬢に何故戦略策定の補佐を?」

考えてみれば当然だ。世界中を旅したラインハルトさんや国際貿易都市帝国で育ったラオスさんの方が適任だろう。だけど僕には確固たる理由があった。

「……大切な人だから、一緒に決めたい。もちろん皆大事だけど彼女は特別なんだ」

ラオスとラインハルトさんは顔を見合わせるとクスクスと笑い、2人同時に背中を叩かれる。

「よく言った!ラオスは感激したぞ!仲間思いな勇者様は嬉しいな!なぁ!ラインハルト?」

「本当に人間って面白くていいねぇ〜なら、僕もライラ様の護衛を頑張ろうかな〜」

そんな狭い世間話や身の内話をしているとカウンターの奥から1人の女性の吸血鬼さんが長さ120cmはある箱を持ってくる。

「ラインハルト様宛、ですね。サインお願いします」

「はいよ〜」

流暢な英語の筆記体のようなサインを記すと確認書類を受け取り、吸血鬼さんは去る。

「ラインハルトさん、これが?」

「そうだよ〜。八重桜皇国銘刀にして冥刀の「桜雪の冥界使い(スノーブーロッサム・ハデス)」さ。いや〜モールス信号でお父様に調達しといてって言ったら最初はそんな高級品中々手に入らんわ!って言われたけどオネダリしたらなんとか調達してくれたよ〜流石パパ〜」

ラオスは不思議そうに箱を見つめながら口を開く。

「刀ってそんなに強いのか?」

僕が強いよって言おうとしたらラインハルトさんが制止し、答える。

「ラオス君、どんな武器もどんな技術も扱う存在がどんな存在かで強さが決まるのさ。僕の魔星剣も使い方1つで大きく変わる。覚えておくようにね。レイズ君も覚えておくんだぞ」

珍しく真剣に語る姿に僕達は驚きを隠せずにしっかり聞いて、改めて自分の戦闘能力を見直す。

すると酒場のドアが開き、ライラが現れる。どうやら酔いが覚めたようで恥ずかしそうな顔をしている。

「アスタル魔爵、レイズ勇者様。不快な思いをさせてすまなかった……」

「いいよ、ライラ。誰にだってミスはあるからね。ラインハルトさんも慰めてあげて」

「ライラ様、人という生き物は時に限界を超えてしまうというものです。あまりお気になさらずに」

ライラは綺麗な90°の礼を見せた後に木箱に注目する。

「その木箱はなんだ?」

「僕からのプレゼントだよ。その前に新しい仲間のラオスにも挨拶してもらえる?」

「ラオス……ラオスか!久しいな!お前と晩餐会で大食い選手権をやった事は今でも覚えてるよ」

「ライラ嬢も可愛くなったなぁ!しかも美しさもある!最強の女じゃねぇか!あーそうそう、君のお父さんの賄賂容疑は正式に晴れたからもう帝国内でコソコソする必要はないぞ」

ライラは目を見開き、喜ぶ。

大切な父親の容疑が晴れたのだ。当然と言えば当然だが、彼女には特に特別なはずだ。

「本当なのか!?」

「前国王が新しい忠実な伯爵を付かせる為に仕掛けた偽の賄賂事件で大勢逮捕されたよ。その間ライラ嬢はどうしてたの?」

ライラは家族と共にアルドスに行き、討伐隊の話などを語る。

「大変だったな……もっと早く伝えるべきだったか。まぁ過ぎた事はどうにも出来ないからレイズ勇者様によるプレゼントタイムの時間に行こうぜ」

「この木箱か?」

「そうだよ、僕が開けるね」

カウンターテーブルに木箱を置き、若干テーブルが軋む音が鳴るが気にせずに箱を開けると柄は青色の布で巻かれ、黒色の蛇の目釘の固定具が付けられ、鍔は普通の円に十字架のようにされてクロスしてる部分から刀身が伸びており、そして左右には西洋剣らしい翼をあしらえた延長型の現実の日本刀では見かけない鍔となっている。刀身は95cmと一緒に入っていた紙に書かれており、いわゆる三尺刀だ。そして波紋付きの黒い刀身、まさしく冥刀に相応しい。

「これは……両刃刀か……私も刀には疎いが……もしかして鉄道での話を覚えてくれたのか?」

僕はもちろん、大切な仲間だからねと答える。すると彼女は涙を零し、感謝を伝えくれる。そして僕も感謝の言葉をいわせてもらう。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!ご拝読お疲れ様です!1日3話というスケジューリングなので前書きも後書きもテンプレートなのをご容赦ください。

これからも睡眠勇者をよろしくお願いいたします!レビューや評価も面白ければお気軽にして頂けると励みになります!

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