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勇者側で召喚されたはずの俺が魔王側にいるんですけど!?  作者: YoneR
第一章

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化け物

短いです。

〖帝国軍のとある兵士視点〗


ハーロウ帝国軍は現在ドラッケンバーグ魔王国に潜入している。


カラズ攻略に乗り出すことが決定したのはおよそ二週間前。きっかけはとある盗賊団の頭を捕らえたことだ。


盗賊団の名前はレ・サーベル。主に魔王国で活動しており、盗賊団の規模としては最大だ。


そんな盗賊の頭を捕らえることができたのはひとえにこの毒矢のおかげである。


出所は不明で自分も詳しくは教えられていないが、かなり強力な毒で解毒薬はない。(かす)るだけで死に至る。


そしてその頭を捕らえたことで、頭を人質に盗賊団に言うことを聞かせられたのだ。


指示内容は、頭を返して欲しくばカラズを攻めよ、援助はする、というものだ。


しかし本当は、ある程度盗賊団とカラズ守備兵が消耗したところでどちらも毒矢の餌食になってもらうというものだ。


というわけで、現在自分を含む帝国軍の一部は盗賊の一部隊を壊滅させたのち、拠点を攻め落とそうとしている。


拠点にはほとんど盗賊はおらず、攻め落とすのは簡単だ。


そう、簡単なはずだ。


はずだった。



 ・・・ん?あいつは?



草木に隠れて盗賊の様子を窺っていたのだが、テントから一人の男が出てきた。盗賊団のマークはついていなかった。刀を携え、盗賊と何か話している。


だが、突如空気が一変した。


 !!


凄まじい殺気だ。子供がいたら失神しているかもしれないほどだ。


到底味方に向けるものではない。


 盗賊、じゃないのか・・・?だがそうだとしてもおかしい。






 ()()()()()()()()()()()()






圧倒的な威圧感に背筋が寒くなるような冷え切った声。


右は黒目だが、左目は紫に光っているオッドアイだ。


左手と左目を中心に禍々しい黒い魔力があふれ出しており、明らかに主力級だ。


なぜそんな奴がここにいるのかも不思議だが、そんなことはどうでもいい。



何より恐ろしいのが、あいつの中から感じるものだ。


自分は昔っから感覚は鋭かったからこそわかる。



あれは人間よりもはるかに格上の生き物だ。いうなれば、()に近い存在。



いや違う。



神なんかじゃない。



あれは()()()だ。



本当にこれは現実なのか。夢じゃないのか。そう疑いたくなるほど恐ろしかった。



 ・・・っ!と、とにかく報告しないと――



本部に報告に戻ろうとした。



が、足が止まった。



こちらに殺気が向いている。




次の瞬間、視界が真っ暗になった。



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